未来の子育てを見据えた教育プログラム
ピジョン株式会社は、全国の中学生を対象に展開する出産・育児に関する早期教育「赤ちゃんを知る授業」が、人気育児雑誌の選定を受け、最近発表された第17回ペアレンティングアワードの「コト部門」で見事に受賞したことを発表しました。この授業は、少子化や核家族化の影響で育児に触れる機会が減少している子どもたちに、赤ちゃんの理解を深め、育児への興味を喚起させることを目的として実施されています。
背景と目的
現代の日本において、家庭環境の変化により、赤ちゃんや育児に関する知識が乏しい若者が増えています。そのような中学生に向けて、育児の実態を学ぶ場を提供することで、育児に対する理解を促すことが狙いです。ピジョンは2021年からこの授業を始め、2024年9月までに約410校にわたり、34,000名以上の生徒が受講する予定です。
授業では、赤ちゃんがどれだけ母乳を飲むか、どれくらい眠るかといった基本的な知識を学び、さらに育児中の親たちのリアルな困りごとについても考える機会が与えられます。特に重要なのは、受講生が自分に何ができるのかを考えることで、育児に対する理解が深まる点です。
実技体験を通した学び
授業の中には、育児のサポートに必要なスキルを身につけるための実技体験も含まれています。ピジョンの社員が直接学校に出向く「出前授業」では、妊婦ジャケットを着用して妊婦体験をすることや、ベビーカーの操作体験が行われます。これにより、生徒たちは実際に育児中の親にどう接すれば良いのかを学び、その重要性を理解します。
生徒からの声
参加した生徒からは、「子育てがいかに大変かを改めて認識した」といった感想や、「妊婦さんや赤ちゃんを連れた方に対してどう接すれば良いのかがわかった」との声が多数寄せられています。このようなフィードバックは、授業内容が彼らの意識に変化をもたらしている証拠です。
今後の展望
受賞後、ピジョンは「赤ちゃんを知る授業」を全国の中学校で引き続き展開していく方針です。未来を担う子どもたちが育児についての理解を深めることで、社会全体の育児を支える環境の醸成につなげたいと考えています。このプログラムを通じて、次世代の親たちが生まれ、育育される社会の基盤を築く手助けをすることが目標となっています。
詳しくは、
特設サイトをご覧ください。
日本の育児環境を一層良くするため、今後も積極的に活動を続けていくピジョン株式会社に注目です。