eスポーツ×就労支援！GameicとTeToTeが連携協定締結で新たな可能性を開拓

eスポーツと障がい者就労支援の革新的連携

日本最大級のeスポーツ協会であるGameicと、障がい者向け就労支援事業所TeToTeが、国内初の連携協定を締結しました。この連携は、eスポーツという新たな可能性を活かし、障がいを持つ人々の社会参加と経済的自立を促進することを目指す画期的な試みです。

連携の背景：双方の想いが一つに

TeToTeは、「社会参加の濃度を高める」「やりたいことを仕事に」という理念のもと、障がいを持つ人々の就労支援に取り組んでいます。近年、特に若い利用者の間でゲームへの関心の高まりを目の当たりにし、その熱意を就労へと繋げる方法を模索していました。

一方、Gameicは「仮想と現実をシームレスに繋げる」という理念を掲げ、eスポーツを通じた社会貢献活動に力を入れています。eスポーツが持つ可能性に注目し、従来の枠にとらわれない新たな才能の発掘と育成を目指しています。

両者の理念が合致し、eスポーツを障がい者支援に活用するという、この革新的な連携が実現しました。

連携協定の内容：eスポーツを通じた可能性の創造

この連携協定では、TeToTeとGameicがそれぞれの強みを生かし、共同で研究開発を進めます。

1. 知見の共有と応用
Gameicのeスポーツに関する専門知識と、国際eスポーツ医学会との共同研究で得られた知見を、TeToTeの就労支援ノウハウと融合させます。

2. 研究テーマ
eスポーツがもたらすモチベーション向上や能力開発の効果に関する研究
日常訓練におけるeスポーツの活用方法と、就労に必要なスキル向上への効果、経済的自立への貢献に関する研究

3. 新たな可能性の創出
eスポーツをきっかけに、障がいを持つ人々の新たな可能性を開拓し、eスポーツ関連の雇用や機会を創出します。

関係者コメント

Gameic代表前川友吾氏は、「eスポーツ市場は若年層が中心で高い熱量を持つ市場です。Gameicはeスポーツの教育的側面に着目し、科学的なアプローチで研究を進めています。今回の連携で、就労支援とeスポーツの融合による新たな価値創造を目指します。」とコメント。

TeToTe代表中村浩之氏は、「前職でのeスポーツ業界経験から、ゲームのスキルを就労に活かす方法を模索してきました。Gameicと共にeスポーツと障がい者支援の科学的検証を行い、具体的な方法論を確立することで、日本の労働力不足問題への貢献、そしてeスポーツの発展にも繋げたいと考えています。」と語りました。

GameicとTeToTeの概要

Gameicは、全国850以上の団体と連携し、eスポーツの普及・発展、人材育成、社会貢献活動など幅広く活動する日本最大級のeスポーツ協会です。

TeToTeは、福岡県福岡市に拠点を置く就労支援事業所で、就労移行支援、就労継続支援A型事業所を運営しています。「社会参加の濃度を高める」ことをテーマに、クリエイティブな支援体制で、障がいを持つ人々の就労支援に力を入れています。