8年ぶりに、舞台『またここか』が東京・高円寺でリバイバル上演されます。坂元裕二の手によるこの戯曲は、映画『怪物』でカンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞し、近年もエンターテインメント界で活躍する作家の作品です。原作に魅了された人々が多い中、再演に向けて期待が高まっています。
この舞台の演出を手掛けるのは、海外戯曲の演出を多く手掛ける荒井遼。彼は、本作の舞台となるガソリンスタンドを劇場そのものに変える試みをしており、対面型の客席配置を採用しています。観客はキャストたちの思いを直に感じることができる、インタラクティブな体験を提供します。
出演者には、奥野壮、馬場ふみか、永瀬莉子、浅利陽介の豪華な顔ぶれが揃っています。物語は、東京郊外のガソリンスタンドを舞台に、兄弟の交錯する関係を描いています。若い店主、近杉のもとに、彼の異母兄である小説家・根森が突如訪れるところから物語は始まります。その後、アルバイト女性や看護師も関与し、兄弟のドラマが展開されます。
演出を担当する荒井遼は、稽古中にキャストやスタッフとの時間を非常に楽しいものだと語っています。「坂元さんの設計図を元に、皆で作り上げた2026年版の『またここか』を、ぜひご覧いただきたい」とコメントしています。
各キャストからのコメントも届いており、近杉役の奥野壮は、役を掘り下げる過程を楽しみながらも、観客へのメッセージを忘れずに表現しています。「劇場に足を運んでくださる方は、面白すぎてスキップしながら帰るでしょう」と意気込みを語りました。
宝居役の馬場ふみかは、稽古の中でのコミュニケーションの大切さを強調し、客席との距離の近さが魅力であることを訴えています。示野役の永瀬莉子は、自身にとって初のストレート舞台での挑戦に緊張感を持ちながら、4人のキャラクターの深みを感じてほしいと述べています。そして、根森役の浅利陽介は、短い公演期間の中で深いキャラクターを作り上げることの難しさを語りつつ、観客との距離感を楽しんでほしいと語ります。
今後の公演は2月5日から15日まで、座・高円寺1で行われ、チケットは一般6,000円、プレミアム8,800円です。この短い期間に、凝縮された演技の数々を観賞できるのは、見逃せないイベントとなるでしょう。
『またここか』の舞台がどのような感動をもたらすのか、多くのファンが楽しみにしています。ぜひ、劇場へ足を運び、その世界に触れてみてはいかがでしょうか?