イオンエンターテイメント、ベトナムに進出
イオンエンターテイメント株式会社が、ベトナムの映画館運営会社BETA MEDIA JSCとの合弁会社、AEON ENTERTAINMENT VIETNAM CO., LTD.を設立しました。この決定は、急成長するベトナムのエンターテイメント業界において、現地での事業展開を迅速に進めることを目的としています。
イオンエンターテイメントは、日本国内に「イオンシネマ」を96劇場運営している実績がありますが、これは初の海外展開となります。ベトナムでは、映画、イベント、デジタルコンテンツに対する需要が高まり続けており、AEON ENTERTAINMENT VIETNAM CO., LTD.は、2025年3月にシネマ一号店の開業を予定しています。
合弁会社設立の背景
ベトナム市場は、エンターテイメント業界の急成長により、新しいビジネスチャンスが広がっています。映画館に関しては、現地のBETA MEDIAが持つ深いマーケット知識によって、強力な展開が期待されています。
AEON ENTERTAINMENT VIETNAM Co., Ltd.は、映画制作、配給、興行事業、IP展開事業に取り組むことで、現地のお客様に新たな文化体験を提供しようとしています。特に、ベータメディアが運営するシネマは、若い世代をターゲットにした独創的なデザインと快適な空間を提供しており、投資および運営コストの最適化を図っています。
ベータメディアとのシナジー
ベータメディアは、2014年に設立され、「すべてのベトナム人に手頃な映画体験を」というミッションを掲げています。現在、全国に20のシネマコンプレックスを有し、年間600万人以上の顧客にサービスを提供しています。特に、COVID-19流行前の業界ピーク年と比較して、2023年の収益は150%増と、驚異的な成長を達成しています。
このような市場で、イオンエンターテイメントの日本での運営経験とベータメディアの現地でのノウハウを掛け合わせることで、映画鑑賞の枠を超えた感動体験を提供できると期待されています。
イオンエンターテイメントは「感動の輪を、つくる、広げる。」をブランドコンセプトに、単に映画を見るだけでなく、多様なエンターテイメント体験をベトナムのお客様にも届けることを目指します。
まとめ
イオンエンターテイメントがベトナムでの事業展開を開始することにより、今後の映画体験がどのように変わるのか期待が高まります。現地のお客様に新たな文化体験を提供し、さらなる成長を遂げることが期待されています。