Qorvoの新5Gプリドライバ
2024-05-30 09:00:02
Qorvoが発表した業界最高クラスの5Gプリドライバ「QPA9822」の詳細と特長
Qorvoの最新技術、5Gプリドライバ「QPA9822」
世界的なコネクティビティおよび電力ソリューションのリーダーであるQorvoは、最先端の5G技術向けに設計された新型プリドライバアンプ「QPA9822」を発表しました。この製品は、特にマッシブ-MIMO(mMIMO)環境下での無線通信を支えるために開発されており、業界のトップクラスの性能を標榜しています。
高利得と高出力
QPA9822は、3.5 GHzで最大39dBの利得を実現し、最大で+29dBmのピーク電力を達成します。この高い性能が、5Gの導入に必要な条件を満たしています。特に、32ノードのmMIMOシステムに特化した設計であり、ネットワークの安定性と信号の強度を大幅に向上させます。
製品ラインディレクターであるデビー・ギブソン氏は、「QPA9822は、既存の5Gプリドライバアンプの中でも特に優れた利得を提供します。これにより、全地域の主要バンドでの5G mMIMOシステムの導入が容易になります」とコメントしています。
転送帯域幅と線形性
QPA9822は、530 MHzの瞬時信号帯域幅(IBW)を持つ広帯域5G New Radio(NR)をサポートします。これにより、5Gの新しい展開に貢献し、特にn77バンドやその他のmMIMOアプリケーションでの利用が期待されています。また、このプリドライバは、動作周波数帯域全体にわたって50Ω(オーム)に整合されており、VENピンを介した高速なON/OFF機能も備えています。
コンパクトで統合しやすい
サイズも考慮されており、QPA9822は16ピンの3x3 mmのSMTパッケージで提供されます。同社の高利得・高線形性のドライバアンプQPA9122Mとフットプリントやピン互換性があるため、既存のシステムへのスムーズな統合が可能です。これにより、顧客は市場投入までの時間を短縮できるでしょう。
次世代の展示
QPA9822の詳細情報は、2024年6月16日から21日までワシントンD.C.で開催されるIMS 2024にて展示される予定です。Qorvoのブース1125にて、この新製品を直接体験することができます。
さらに、Qorvoの新製品についての詳細や、同社のネットワークインフラストラクチャに関する情報は、公式ウェブサイトで確認できます。Qorvoの製品がどのようにして通信技術の未来を支えているか、ぜひ注目してください。
まとめ
「QPA9822」は、5G技術の進化において重要な役割を果たす期待のプリドライバアンプです。業界最高クラスの性能を持ち、様々なアプリケーションに応えるべく設計されています。Qorvoの最新技術は、今後の通信インフラを支える重要な要素となるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
Qorvo Japan 有限会社
- 住所
- 大阪府大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪タワーB 28F
- 電話番号
-