ISUZU AI Innovation Challenge 2024 受賞テーマの発表
いすゞ自動車株式会社(以下、いすゞ)は、人工知能(AI)技術の新しい活用に関するプログラム「ISUZU AI Innovation Challenge 2024」の受賞テーマを発表しました。このプログラムは、最新のAI技術を使ったアイデアを広く募集することで、イノベーションを加速させることを目的としています。
受賞テーマの概要
今年度のチャレンジには、日本国内を含む30か国から160件以上の応募がありました。その中から選ばれた6つのテーマは、いずれもAIの領域での新たな価値創出に寄与するものであり、特に注目を集めています。
最優秀賞
- - テーマ: 材料開発における大規模データの自動解析とその利活用プラットフォームの構築
組織名: 株式会社 a.s.ist
代表者: 林 悠偉
賞金: 20,000USドル
このテーマは、大規模なデータを活用し、効率的な材料開発を推進することを目指しています。特に、自動解析の手法を利用した新しいプラットフォームの構築が求められています。これにより、材料の開発プロセスが劇的に改善される可能性があります。
優秀賞
- - テーマ: Human-Centered Autonomous Vehicles
組織名: United Arab Emirates University
代表者: Fady Alnajjar
賞金: 10,000USドル
こちらのプロジェクトは、自律走行車が人間の信頼と快適性を向上させることに焦点を当てています。rPPGや心の理論、説明可能AIを用いたアプローチが特徴的です。
奨励賞
- - テーマ: AI強化によるGPS非依存型ナビゲーションソリューションを活用した商業モビリティの変革
組織名: Skyline Nav AI, Inc.
代表者: Kanwar Singh
賞金: 5,000USドル
- - テーマ: 生成AIに基づくマイクロ構造生成チャットボット
組織名: 東京大学 大学院工学系研究科
代表者: 鄭 銷陽
賞金: 5,000USドル
- - テーマ: マルチモーダル大規模言語モデルを活用した感情特化型コンテンツ生成システム
組織名: 関西大学大学院商学研究科 / 滋賀大学データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター
代表者: 井下 敬翔
賞金: 5,000USドル
- - テーマ: コンテナ型栽培システムによる農業・物流課題の解決
組織名: 株式会社きゅうりトマトなすび
代表者: 佐々木 佑介
賞金: 5,000USドル
今後の展望
選ばれたアイデアは今後、いすゞとの協議を経て、実際の事業化に向けて進められる可能性があります。まずは、受賞者および応募者に感謝の意を表し、今後のイノベーションに期待が寄せられています。
プログラム概要
ISUZU AI Innovation Challenge 2024は、「未来に役立つこれまでにないAIの手法とそれが生み出す価値」をテーマに、技術や業種に制約もなくアイデアを公募しています。
詳細については、
ISUZU AI Innovation Challenge 2024特設サイトを参照してください。
ナインシグマ・ホールディングス
今回のチャレンジを事務局として支えるナインシグマ・ホールディングスは、イノベーション推進をサポートする企業であり、様々な分野での企業の研究開発を支援しています。企業の潜在能力を引き出すことで、持続可能で革新的な未来の実現に貢献しています。
本社は東京都千代田区に位置し、グローバルな視点から活動を展開しています。詳細は
ナインシグマの公式サイトをご覧ください。