日本CPO協会設立
2021-01-20 14:10:01

日本CPO協会設立:プロダクト開発のプロを育成し、日本を強化!

一般社団法人として新たに設立された日本CPO協会(JCPOA)は、プロダクト開発に特化したリーダーシップを育成するための場を提供します。この協会は、Chief Product Officer(CPO)、VP of Product(VPoP)、Product Manager(PdM)といった職種を対象に、日本国内外の成功事例を発信し、企業内でのプロダクト推進力を高めることを目指しています。

設立の背景


近年、日本におけるソフトウェアプロダクトの重要性はますます増しており、特にクラウドサービスやeコマースの普及によって、企業のデジタル化が加速しています。2019年には、国内企業の64.7%がクラウドサービスを導入しており、ソフトウェアプロダクトへの需要は高まっています。しかし、アメリカに比べて日本では、プロダクトに関して責任を持つ専門職が多数存在しないため、プロダクト開発の文化が未だに根付いていません。これは、日本のエンジニア業界が長年受託開発に依存してきたことが主な要因です。

CPO協会は、海外の成功事例に触れる機会が限られた日本において、必要なノウハウや知識をもった人材を育て、日本のプロダクト開発を支えることを目標としています。

CPO協会の活動内容


CPO協会は、プロダクト開発の質を高めるために以下の活動を行う予定です。

1. メディア運営
海外のプロダクト開発事例について、CPOやVPoP、PdMに対して独自のインタビューを実施し、協会のウェブサイトで発信します。この情報は日本国内ではなかなか知ることができなかった実践的な知識や取り組みに触れる貴重な機会となるでしょう。

2. イベント運営
定期的にオンラインイベントを開催し、参加企業がプロダクト開発に関する事例を共有したり、情報交換を行う機会を提供します。特に注目すべきは、2021年6月に予定されている1000人を対象とした大型オンラインイベントです。

3. 調査レポート
国内外のプロダクト開発に関する意識や実態を調査し、定期的にレポートを発表します。特に日本における人材投資やCPO、VPoPの設置状況について詳しく分析し、プロダクト開発の意識と実態を明らかにします。

協会メンバー


代表理事にはKen Wakamatsu氏が選任され、彼の豊富な経験が協会の成功に向けた指針となります。Wakamatsu氏は、Salesforce Japanの元プロダクトマネージャーであり、20年以上にわたってSaaSを中心に製品開発に携わっています。また、理事には国内の名だたる企業の製品責任者たちが名を連ね、彼らの知見を結集して日本のプロダクト開発の発展に寄与します。

Ken Wakamatsu氏は、「グローバルに通用するプロダクトづくりのためには、国外のベストプラクティスを参考にし、プロダクトの質を高めていくことが必要です」と強調しました。協会は、国内のプロダクト開発の未来を切り開く重要な役割を果たしていくことでしょう。

CPO協会が目指すビジョンは、ソフトウェアプロダクト開発における人材育成と文化の強化であり、日本のプロダクトを国際的に通用するものへと育て上げることです。今後の活動から目が離せません。

会社情報

会社名
一般社団法人日本CPO協会
住所
東京都中央区銀座1-22-11銀座大竹ビジデンス 2F
電話番号

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