ドローンショーとプロジェクションマッピングが手を組む
2025年3月24日、株式会社White Crowと株式会社光雅が業務提携を結びました。これは、両者がそれぞれ持つ専門技術を活かし、ドローンショーとプロジェクションマッピングの分野で新たなエンターテインメント体験を提供する大きな一歩と言えるでしょう。
提携の狙いと目的
この提携の背景には、現在急成長を遂げているドローンショー市場とプロジェクションマッピング市場があります。両社は、光雅のプログラミング技術を用いて、さらなる高度な演出が可能なドローンショーを実現し、効率的な一体営業を進める狙いがあります。
提携の第1弾として、東武動物公園(埼玉県宮代町)で3月29、30日に開催されるドローンショー、さらには一般社団法人ENJOYりんくう(大阪府泉佐野市)で4月12日に開催される花火大会に伴うドローンショーを手掛ける予定です。
White Crowの挑戦
株式会社White Crowは、2024年6月に設立されたばかりのベンチャー企業です。創立者である堀内亜弥代表が日本で初めて米国ドローン操縦士免許(FAA Part 107 Certificate)を取得しており、女性ドローンオペレーターとしても知られています。 ドローンに関する様々な技術に精通している仲間と共に、独自のドローンショー企画を展開しています。
White Crowは設立からの目標として、5年以内に売上を10億円に達成することを掲げており、今回の提携によってその達成に向けた基盤を強化することが期待されています。
光雅のクリエイティブな発展
一方、株式会社光雅は2013年に設立され、コンピューターグラフィックスやプロジェクションマッピングの分野で高い実績を持つ企業です。
過去には、国民宿舎鵜の岬のコンサート演出や、つくば国際アーティストインレジデンスのオープニング演出など、幅広いイベントの演出を行ってきました。 発注者との対話を重視し、「コストパフォーマンスが良く、効果的な施策」を実現するために努めています。
小川代表は「お城のマッピングとドローンショーを組み合わせれば、地域の魅力を引き出すことができる」と話し、一体営業の可能性に期待を寄せています。
今後の展開
今回の業務提携によって、ドローンショーの開催エリアが関西から全国へと拡大します。ドローンの機体数は200〜500機の小・中規模をターゲットにしつつも、大規模な1000機クラスのイベントにも対応が可能です。
この新たな連携がもたらす未来のエンタメシーンに注目が集まります。ドローンショーやプロジェクションマッピングの可能性が広がる中で、全国各地でのイベントが期待されるでしょう。今後の動向に目が離せません。