2026年7月版ECサイト速度ランキングの発表
デジタルビジネスを支援する株式会社ギャプライズが、国内のネット通販事業者を対象にしたECサイトの表示速度ランキングを発表しました。本調査は2026年7月時点のデータを基に行われ、通販新聞が発表した第85回通販・通教売上高ランキング上位300社の運営サイトを対象としています。
調査の方法
使用されたデータはGoogleのChromeユーザーエクスペリエンスレポートに基づいており、モバイルデバイスでのLCP(最大視覚コンテンツの表示時間)を比較しました。LCPはユーザーがページを開いてから主要コンテンツが表示されるまでの時間を表し、Googleのウェブの重要指標の一つでもあります。一般的に、LCPが2.5秒以内であればユーザー体験は良好とされ、4秒を超えると悪いと見なされます。
トップ10サイトの特徴
今回のランキングでは、酒類業務用通販「BAR PRO」(4位)や化粧品通販「エムキレイ」(7位)が新たにトップ10に登場しました。上位常連のサイトは安定して0.8秒前後のLCPを維持しており、特に注目すべきはアマゾン(120位/LCP 1.461秒)、ヨドバシ・ドット・コム(134位/LCP 1.508秒)、ビックカメラ(110位/LCP 1.429秒)といった有名ECサイトをしのぐ速度を持つサイトが119も存在することです。
消費者の期待値は年々高まる一方で、「業界大手と同程度」の速度では差別化が難しくなっています。また、上位サイトと下位サイトにはなんと「5.63倍」の速度差が見られ、その差の要因はフロントエンドの最適化ではなく、サーバー応答速度(TTFB)にあることが判明しています。LCPが1秒未満のサイトは、ほとんどがTTFBを0.5秒未満に抑えているのです。
TTFBの重要性
多くの企業がフロントエンド側の改善に力を注ぐ中、実際にはTTFBが遅いとどれだけ細部を工夫しても「1秒の壁」を越えることが難しいという現実があります。このため、LCPが1秒未満のサイトでは、バックエンドの基盤見直しが必須です。TTFBの改善策については、別の記事「【2026年最新】世界標準のCDN Top10」を参考にすることをおすすめします。
無料診断の実施
現在、ウェブサイトのパフォーマンスを無料で診断するサービスも提供しています。Time To First Byte(TTFB)やLargest Contentful Paint(LCP)など、各メトリクスの改善可能性を探ります。興味のある方はぜひお問い合わせください。
会社概要
株式会社ギャプライズは海外の先進テクノロジーを日本市場へ導入し、幅広くデジタルマーケティングなどを支援する企業です。市場の急成長に伴い、当社は今後とも先進的なテクノロジーを活かし、新たな価値創出に取り組んでまいります。
詳細や446位までのランキング情報は、当社メディアMarTechLabにて公開中です。ぜひご覧ください。