2025年卒業予定者の内定承諾理由調査結果を公開

2025年卒業予定者の内定承諾理由調査結果を発表

株式会社ジェイックが実施した新卒学生を対象とした「内定を承諾した決め手」に関するアンケート調査の結果が発表されました。この調査は2024年の6月から10月にかけて実施され、277名の2025年卒業予定者が回答しました。調査結果では、内定を承諾する主な理由として「社風がいいと感じた、社員の雰囲気がいい」が71.8％で堂々の1位となりました。

調査内容の詳細

質問では、「内定を承諾した理由は何ですか？」と尋ね、その中から当てはまるものをすべて選択してもらいました。その結果、以下のような順位が明らかになりました。

1. 社風がいいと感じた、社員の雰囲気がいい - 71.8%
2. やりたい仕事ができる、やりがいのある仕事ができる - 41.5%
3. 成長できる環境が整っている - 37.5%
4. 企業理念に共感した - 32.5%
5. 給料や休日など勤務条件がいい - 27.8%
6. 事業内容、仕事内容 - 26.4%
7. 転勤がない - 13.0%
8. その他 - 0%

特に「社風の良さ」が学生にとって重要であることが浮き彫りになりました。これは、単に仕事の内容や条件面だけではなく、職場の雰囲気や人間関係も内定承諾において大きな影響を及ぼすことを示しています。

内定を承諾した理由

また、自由記述による内定承諾の理由には、面接や説明会での印象、事業内容への共感、企業からの提案や理解が多く挙げられていました。具体的には、以下のようなコメントがありました。

- 面接官や案内をしてくれた社員の印象が良かった。
- 最終面接での企業の雰囲気を感じられた。
- 社員との対話を通じて信頼できると感じた。
- 企業の持つ社会貢献性や業界の将来性を感じた。
- 自分のキャリアビジョンに企業の方向性が合致していた。

こういった多くの理由により、学生たちは内定を承諾した背景があります。特に「社風や自らの成長を重視する傾向」が見受けられました。

調査の意義

この調査について、株式会社ジェイックの執行役員である田原氏は次のように述べています。「売り手市場の中で、学生が内定を決定する基準は多様化しています。特に社風や社員の雰囲気は新卒採用における重要な要素です。就職活動の初期では条件を重視しながらも、最終的には社内の文化や人間関係が内定の決め手になる傾向が見られます。」

この結果は、企業が新たに優秀な人材を獲得するために、どのように自社の魅力を伝え、学生とのコミュニケーションを深めていくべきかの指針となるでしょう。