災害に備えたペット防災への関心
近年、自然災害が頻発する中、私たちの生活環境や住まいの安全性がますます重要になっています。そして、都市化の進展に伴い、多くの家庭がペットとともに生活しています。そのため、住まいのリフォームだけでなく、災害時のペットの安全確保も重要なテーマとなってきています。最近のアンケート調査によると、64%の飼い主がリフォーム時に犬や猫のための居場所を確保したいと考えていることが明らかになりました。
オンラインセミナーの開催
この度、2024年10月26日に行われる『住宅の耐震化&ペット防災』というテーマのオンラインセミナーが開催されます。このセミナーでは、ペット防災や耐震化の重要性について深く掘り下げる内容が予定されています。主催は日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協)で、参加は無料です。
講師には、国士舘大学名誉教授の山﨑登氏や、一級建築士事務所かねまき・こくぼ空間工房の金巻とも子氏が名を連ねており、各専門家からの貴重な知見が得られる貴重な機会です。
ペット同行避難の認知度
セミナー参加者を対象に行ったアンケートでは、「ペット同行避難」という概念を知っていると答えた人が67%に上ったことも注目すべき点です。ペット同行避難とは、災害時にペットを連れて避難する方法であり、犬や猫を飼う人々にとっては、事前に準備をしておくことが求められる重要なテーマです。
ペット防災に関心を持つ飼い主が増えている一方で、現在ペットを飼っているのは31%に過ぎないことも興味深い点です。残りの69%はペットを所有していないため、ペットを飼うことの意義や義務についても再考されるべき時期が来ていると感じます。
災害への備えとしての居場所確保の意義
リフォーム時に犬や猫のための居場所を考慮したいと回答した人が64%に達したことは、飼い主がペットの安全を真剣に考えている証です。非常時にペットが一時的に避難できる場所を設けることで、ペットが不安やストレスを感じることなく、自分の居場所を確保することができます。これが、いざという時の大きな助けになります。
まとめ
今回のセミナーやアンケート結果を通じて、ペットの防災対策に対する意識が高まりつつあることがわかります。「ペット同行避難」をはじめとする災害時の準備を進めるためには、飼い主自身がしっかりと知識を得て、環境を整えることが不可欠です。ペットと暮らす全ての人が、このセミナーを通じて防災に対する理解が深まることを期待したいと思います。
詳細は木耐協の公式ウェブサイトをご覧ください:
木耐協公式サイト。