シェアサイクル『チャリチャリ』、福岡県粕屋町で実証実験開始へ
シェアサイクルサービス『チャリチャリ』を運営するチャリチャリ株式会社が、福岡県粕屋町の「粕屋町シェアサイクル実証実験」の運営を担うことが決定しました。この実証実験により、2025年春から同町の中心部へサービスエリアを拡大する計画です。
チャリチャリの成り立ちと進展
チャリチャリは2018年2月に福岡でサービスを開始し、現在までに全国9都市で約7,900台の自転車を用意し、2,300以上の駐輪ポートを展開してきました。その累計利用回数はなんと3,100万回を超え、ますます人気を集めています。地域に密着した成長を目指し、シェアサイクル市場での存在感を高めています。
脱炭素社会を目指す実証実験
今回の「粕屋町シェアサイクル実証実験」は、脱炭素社会の実現を目指す「ゼロカーボンシティかすや」に取り組む一環です。具体的には、シェアサイクルを公共交通機関の補完として活用し、地域内の回遊性向上を図ることが目的です。
実証実験の期間は、2025年春から開始し、約2年をかけて進行し、2027年3月31日までの予定です。地域住民や観光客が便利に移動できる環境を提供することで、交通課題解決に寄与する狙いがあります。
サービスエリアの拡大
2025年春より粕屋町内の主要な公共施設やJR長者原駅を含むエリアでのサービス利用が可能となります。さらに、2024年12月には志免町との包括連携協定も締結しており、同時期に志免町の一部にもサービスを拡大する予定。これにより、福岡都市圏全体での広域的な移動手段が整備されることが期待されています。
チャリチャリの特徴
チャリチャリはスマホアプリを使って鍵を開けることで、手軽にシェア自転車を利用できます。基本料金は1分7円、電動アシスト自転車の場合は1分17円で、いつでも気軽に利用することができるのが特徴です。日常的な移動手段として利用者から高い支持を受けています。
チャリチャリの公式情報
公式サイトやSNSでも、サービスの詳細情報や最新のプロモーション、アプリの利用方法について発信しています。特に、利用予定の方や興味のあるプレーヤーはこれらのプラットフォームを通じて最新情報をチェックすることをおすすめします。
ポートオーナーも募集中
さらに、チャリチャリではポートオーナーを募集しています。未活用のスペースを利用して自転車ポートを設置することで、新たな価値を生み出すことができます。少ない台数からでも始められるため、店舗や駐車場のオーナーにとっても魅力的な選択肢となるでしょう。
詳細は公式ウェブサイトのポートオーナー募集情報を参照してください。
このシェアサイクルサービスの拡充により、地域の交通状況が改善し、より便利で快適な移動が実現されることを期待しています。