東急建設とEVeMの共創による新たな挑戦
EVeMのマネジメントトレーニング導入の背景
株式会社EVeMは、マネージャーイネーブルメントサービスを提供する企業で、最新のマネジメント手法を導入することで企業の成長をサポートしています。最近、東急建設株式会社の国際事業部において、EVeMの「100の型」プログラムを取り入れることが発表されました。この取り組みは、グローバルな事業展開を進める東急建設が、競争力のある組織を作り上げるための重要な一歩です。
日本企業が直面する課題
日本のビジネス環境は、少子高齢化、人手不足、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展などで急速に変化しています。特に2025年にはバブル期に入社した世代が定年を迎え、次世代リーダーの不足がますます深刻化する見込みです。多くの企業が直面しているのは、次世代のマネジメント層が不足しているという現実です。
東急建設の国際事業部も例外ではなく、フィリピン、バングラデシュ、インドネシア、ベトナムなど、複数の国に拠点を抱えています。事業の拡大に伴い、マネージャー層の増加や拠点間の連携の複雑化といった新たな課題が浮き彫りになっています。特に、共通のマネジメント基準を持つ必要性が強く求められています。
「100の型」プログラムの導入
EVeMの「100の型」プログラムは、マネジメントを感覚や経験に頼るだけではなく、体系的に整理された方法論として再現できる点が特徴です。これにより、役員や部長が参加し、意思決定やチームマネジメントの可視化、強みや育成ポイントの分析が行われます。
参加者は各自の経験を共有することで、共通の言語を形成し、組織全体のマネジメント力を高めることを目指しています。国際事業部の部長である小西雅和氏は、このプログラムの価値を強く感じています。彼は、マネジメントを科学的に捉え、現場での実践を通じて成果を上げることができる点に共感していると述べています。
多様な価値観を尊重する文化の構築
国際事業部は、さまざまな文化や価値観を持つメンバーが集まっています。そのため、異なるバックグラウンドを尊重しながら、共に課題に取り組み、自律的に行動できる文化が求められています。EVeMのトレーニングを通じて、小西氏はこの文化を育むことを目指しているとのことです。恐れずに新しい挑戦を続け、多様な価値観を持つメンバーが互いに支え合うことで、より強固な組織が築かれていくことが期待されています。
企業の成長を支援するEVeM
EVeMは、2020年に設立され、ベンチャー企業に特化したマネジメント手法を提供してきました。これまでに約150社、1,800人以上の経営者やマネージャーが同社のトレーニングを受講しています。今後も、あらゆる業種や規模の企業に対して成長支援を行い、マネジメントスキルの向上に貢献していくことが期待されます。EVeMの取り組みは、企業の持続的な成長を後押しし、現代ビジネスにおけるマネジメントの新たなスタンダードを築くでしょう。