大阪の新街づくり
2025-11-17 17:34:59

大阪・関西万博の知見を活かした新たな街づくり実験が始動

大阪・関西万博の知見を活かした新たな街づくり実験が始動



2025年の大阪・関西万博を見据え、NTTアーバンソリューションズ株式会社は街づくりに関する実証実験を開始しました。この取り組みは、大阪市内にある「難波宮跡公園」に設置された商業施設『なノにわ』で行われており、地域の住民の声をAIを用いて集約し、未来の街の姿を可視化することを目的としています。

実証実験の背景



今回の実証実験は、大阪・関西万博において新たな形の集合知生成を実践してきた技術と知見を活かしています。万博での「未来社会ショーケース事業」では、公式アプリ『EXPO2025 Personal Agent』を通じて、来場者が投稿した未来社会に関するアイデアを共有し、共創を促す仕組みが実現されました。この成功を受けて、地域のための具体的な街づくりにAI技術を活かす初の試みとして位置付けられています。

実施内容について



実証実験は2025年11月8日から24日までの期間中に行われ、来訪者は「未来のなノにわ こうならいいな」というテーマのアンケートに自由に意見を寄せることができ、それらの意見は生成AIによって集約され、視覚化されます。これにより、より広範かつ多様な見解を街づくりに反映することが可能になります。

NTTアーバンソリューションズは、集められた意見から生成されたアウトプットをもとに、地域住民往来者が共に描く未来像を反映させ、その結果を踏まえて『なノにわ』の施設運営に活用します。また、この成果は難波宮跡公園だけでなく、周辺地域の街づくりにも広める計画が立てられています。

街づくり×デジタルの可能性



この実証実験により、従来のアンケート調査では捉えきれなかった声を集約し、地域住民が求める未来について新たな洞察を得ることが期待されています。AI技術の導入により、多様な意見を迅速かつ効果的に処理することで、街づくりにおける新しい価値の創造につながるでしょう。また、実験結果を基に他地域への展開も考慮されており、今後の取り組みが注目を集めています。

まとめ



「みんなのにわ」プロジェクトは、地域の声をアイデアとして具現化することで、より良い街づくりを目指す重要なステップです。この試みが成功すれば、AIと地域の知恵を掛け合わせた新たな街づくりのモデルケースとなることが期待されます。地域に住む人々と来訪者がどのように参加し、共創するのか、そのプロセスが今後の実証実験を通じて明らかになっていくことでしょう。詳しい情報は『なノにわ』の公式HPや大阪・関西万博の関連サイトにて公開されています。


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会社情報

会社名
NTTアーバンソリューションズ株式会社
住所
東京都千代田区外神田4-14-1秋葉原UDX
電話番号

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