若手研究者を応援する「電気通信普及財団賞」が新設ラインナップを発表
電気通信の進展を背景に、若手研究者の活動を支援する新たな施策として「電気通信普及財団賞」が設けられました。本稿では、特に新設されたテレコム学際研究部門について、その内容や応募要件などを詳しくご紹介します。
賞の対象となる分野
今回新たに創設された賞では、以下のように各分野に応じた賞が用意されています。
1.
テレコム人文学・社会科学賞
情報通信が社会や人間に与える影響を研究した著作や論文が対象で、2020年以降に発表されたものが重要です。
2.
テレコムシステム技術賞
情報通信技術に関する開発とその応用について、2016年以降の成果が求められます。
3.
テレコム学際研究賞
人文学・社会科学と技術分野を横断する学際研究が対象となります。
学生賞の概要
特に若手研究者を対象とした学生賞も新設されています。これには次の3つがあります。
- - テレコム人文学・社会科学賞学生賞
- - テレコムシステム技術学生賞
- - テレコム学際研究賞学生賞
これらの賞は、大学及び大学院在学中の学生による研究が対象で、特に質の高い論文に魅力的な奨励金が用意されています。
賞金と受賞件数
それぞれの部門では、入賞者に対して賞金が設定されています。たとえば、テレコム人文学・社会科学賞とテレコムシステム技術賞の入賞の場合は、最大で各100万円の賞金が授与されます。さらには、特別賞等も設けられ、特に優れた論文に対しては200万円が支給されることもあります。学生賞の場合も、優秀な作品には50万円から80万円以上の賞金が用意されています。
応募の流れと選考について
応募期限は2021年6月1日から9月30日までで、電気通信普及財団のWebサイトより必要な書類がダウンロード可能です。また、選考結果は2022年の3月に発表される予定ですが、受賞者には事前に通知が行われます。
情報セキュリティの重要性
応募過程では個人情報の取り扱いに対する注意が必要です。電気通信普及財団では、応募者の個人情報を適切に管理し、必要な場合には関連する情報を公開します。加えて、受賞者には自身の研究についてのプレゼンテーションを行う機会が与えられ、将来の研究活動にとって大きなステップとなります。
終わりに
このように新設された「電気通信普及財団賞」は、若手研究者を支援するための大きな一歩です。今後、応募者の中から優れた研究が生まれ、情報通信分野に新たな知見がもたらされることを期待しています。興味のある方はぜひ、詳細な応募要件を確認し、参加を検討してみてください。