新たな選択肢「MESSAGE Hard オール国産材」
朝日ウッドテック株式会社が2024年9月5日に新たな土足用フローリング「MESSAGE Hard オール国産材」を市場に投入します。この製品は、表面化粧材に希少な国産広葉樹を採用しており、店舗や施設などで多くの人々が利用する環境に適したデザインと性能を兼ね備えています。
希少な国産材の魅力
表面に使われるのは、日本各地から厳選された5種類の国産広葉樹、すなわち「楢」「栗」「栓」「山桜」「鬼胡桃」です。これらの木材は、それぞれ豊かな色合いと独特の木目が特徴で、見た目の美しさだけでなく、味わい深い仕上がりを提供します。
日本では木材自給率が過去最低の18.8%(2002年)から40.7%(2023年)に上昇しましたが、一般的にもっとも利用されるのは杉や桧といった針葉樹。しかし、国産広葉樹はその大半が製材に適さないというのが実情です。
多くの国産広葉樹は、生産量の約94%が燃料用やパルプ用チップとして利用されるため、せっかくの国産材の美しさが十分に活かされていないのです。これを踏まえ、朝日ウッドテックは国産広葉樹の小径木を最大限に活かし、新しいフローリングの開発に取り組みました。
機能性と環境配慮
「MESSAGE Hard オール国産材」は、多数の人が出入りする施設環境に対応し、耐摩耗性、耐水性、耐傷性に優れています。また、SIAA基準に適合した抗ウイルス性能や抗菌性能、耐薬品性能、さらに衛生環境に配慮したハイジェニック仕様が施されています。
製品全体のライフサイクルにわたる環境影響を定量的に示すために、朝日ウッドテックは認証制度「EPD Hub」を日本国内で初めて取得しました。これにより、建材としての使用が期待されるだけでなく、グリーンビルディング認証にも寄与する製品とされています。
カスケードデザインで個性的な表情
分厚さや幅、さらに長さの異なるピースを巧妙に組み合わせて、独特のカスケードデザインを実現しました。これにより、狭幅材や短い材料、さらには無節材や白太などを組み合わせた独特のデザインが可能になり、個性的な空間を演出できます。
商品詳細
- - 商品名: MESSAGE Hard オール国産材
- - 用途: 内装床材(土足用)
- - 発売地域: 全国(一部地域除く)
- - 発売予定日: 2024年9月5日
- - 製品寸法:
- 木下地用: 厚み12×幅145×長さ1818mm
- コンクリート下地用: 厚み14×幅145×長さ909mm
これからの店舗や施設の内装に、希少な国産広葉樹の美しさと機能性を取り入れて、上質な空間を求めるニーズに応えていきます。持続可能な森林管理と地域経済の活性化にも貢献できる製品となっています。