夏のこわい本大賞
2024-09-02 13:39:12

怖い本が集う夏の図書賞!「こわいほん大賞」開催の詳細と受賞作を紹介

怖い本が集う夏の図書賞!



2024年9月2日、「こわいほん大賞」の結果が発表されました。この賞は、日本出版販売株式会社の日販図書館選書センターが主催し、毎年開催している「図書館員が選ぶ選書センター大賞」のスピンオフ企画として誕生しました。特に夏にぴったりの怖い本が注目され、全国の学校図書館で人気を集める作品がノミネートされました。

開催の背景



学校図書館を利用する子どもたちの間では、怖い本が高い人気を誇ります。そこで、図書館員による多くの要望を受け、初めて『こわいほん大賞』を開催し、怖い本に特化したカテゴリーを設けました。この賞では、92冊の恐怖本が、「ぞわぞわ」「ひやひや」「びくっ」「どろどろ」の4つのカテゴリーに分類されました。

ノミネートと投票



選書センターのコンシェルジュが選定したノミネート図書は、全国の学校司書と公共図書館司書によって投票されました。投票期間は2024年の7月1日から8月18日までで、各カテゴリーごとに最大3冊を推薦することができます。参加者からの熱心な支持もあり、大賞が選ばれることになりました。

各部門の受賞作品



ぞわぞわ部門



第1位: 『鬼遊び鬼よぶわらべ歌』
著者:廣嶋玲子、絵:おとないちあき
この作品は、昔を思い起こさせるモチーフが満載で、特に小学生の間で人気が高いです。子どもたちが恐怖を楽しむ姿が多く見受けられ、司書からも好評を得ています。

ひやひや部門



第1位: 『学校ななふしぎ』
著者:斉藤洋、絵:山本孝
学校の怖い話が子どもたちの間で流行し、学校図書館では必ず手に取られる一冊です。イラストを楽しむだけでなく、ストーリーの面白さも人気の理由です。

びくっ部門



第1位: 『いるのいないの』
著者:京極夏彦、絵:町田尚子、編:東雅夫
この絵本は多くの図書館で愛されており、小学生から中学生まで広く支持されています。恐怖感が緻密に描かれており、読み聞かせの場面でも静まり返るほどの引き込まれる力があります。

どろどろ部門



第1位: 『変な家』
著者:雨穴
この本は映像化もされて注目を集め、特に中学校では人気の高い作品です。衝撃的なラストが多くのコメントを集め、その恐怖感が記憶に残ります。

選書センターの役割



日販図書館選書センターは、小中学校向けに約3万冊の図書を取り揃えています。来場者は、実際に本を手に取って選ぶことが可能で、選書に関するコンシェルジュも常駐しています。これにより、希望のテーマを元にした選書提案を受けたり、今後の図書館活動の参考になるような事例を学んだりすることができます。

このように、選書センターは毎年新しい企画を通じて学校図書館を盛り上げることを目指しています。

詳細な情報については、公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
日本出版販売株式会社
住所
東京都千代田区神田駿河台4-3
電話番号
03-3233-1111

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