近世怪異サスペンスミステリ『そぞろ源内 大江戸さぐり控え帳』第4巻、発売!
18世紀中期の江戸。好奇心旺盛な本草学者、平賀源内。彼の名を世に知らしめたエレキテル。その名声は、彼の元に様々な怪異や謎を呼び寄せます。一方、源内の相棒である蘭学者、杉田玄白は、自身の心の闇に触れる事件に遭遇することに…。
株式会社リイド社より11月13日に発売された『そぞろ源内 大江戸さぐり控え帳』第4巻は、迷信と常識、確信と伝聞が複雑に絡み合う、近世怪異サスペンスミステリの佳境を描いた作品です。
魅力的なキャラクターと時代設定
主人公の平賀源内と杉田玄白は、歴史上の人物という設定も魅力のひとつ。二人の知性とユーモアのバランス、そして事件解決への過程が、読者の心を掴みます。18世紀の江戸の街並みや風俗も細やかに描写され、当時の雰囲気をリアルに感じることができます。
見事な絵とシナリオの融合
本作の漫画は、現役No.1艶絵師として知られる叶精作氏によって描かれています。彼の繊細で美しい絵は、物語の世界観をさらに豊かに彩ります。一方、シナリオを担当した天沢彰氏は、数々のテレビドラマやアニメの脚本を手掛けた実力派。彼の巧みなストーリーテリングが、読者を最後まで引き込みます。
謎解き要素と人間ドラマ
怪異現象を巡る謎解き要素はもちろん、登場人物たちの葛藤や成長といった人間ドラマも丁寧に描かれています。事件の背後にある真実、そして登場人物たちの心の闇が明らかになるにつれて、物語はさらに深みを増していきます。
『コミック乱ツインズ』で連載中
本作は『コミック乱ツインズ』誌上で連載されており、同誌で高い人気を誇る作品です。既に連載をフォローしている読者にはもちろん、これから読み始める読者にも、おすすめの一冊となっています。
作者プロフィール
漫画:叶精作
70年代から活躍するベテラン漫画家、イラストレーター。デジタル作画の先駆者としても知られています。小池一夫氏原作作品など、幅広い作品を手掛けてきました。
シナリオ:天沢彰
脚本家、劇作家、小説家。多数のテレビドラマ、アニメの脚本を手掛け、近作には小説『お江戸子ども捕物帳』などがあります。また、『剣客商売』の脚色も担当しています。
書籍情報
書籍名:そぞろ源内 大江戸さぐり控え帳4
出版社:株式会社リイド社
ページ数:184ページ
判型:A5判
発行日:2024年11月13日
定価:1100円(税込)
* ISBN:978-4-8458-6755-4
株式会社リイド社について
1960年4月創業、1974年11月設立の出版社。東京都杉並区に本社を置く。
この機会に、平賀源内と杉田玄白が活躍する近世怪異サスペンスミステリ『そぞろ源内 大江戸さぐり控え帳』第4巻をお楽しみください。