ASEAN諸国との連携を深める日ASEANスマートシティ会合が開催予定

ASEANとの連携を図る重要な機会

令和6年10月29日と30日、東京都内において第6回日ASEANスマートシティ・ネットワーク（ASCN）ハイレベル会合が開催される予定です。この会合は、ASEAN各国の関係者と日本の都市および企業が一堂に会し、スマートシティの発展に向けた連携を進めることを目的としています。

会合の概要

日程と場所

国土交通省が主催するこの会合は、2日間にわたって行われ、具体的な会場は未定ですが、東京都内の会議施設を利用する予定です。また、会議は一般に公開される見込みです。これにより、多くの関心を寄せる一般の人々にもスマートシティの現状や将来の計画を知る機会が提供されることとなります。

この会合の議長は、日本側が国土交通省、そしてASEAN側からはラオスの公共事業運輸省が務めることになっています。ラオスは2024年のASEAN議長国であり、そのため国際的な場での影響力も増している時期です。

出席予定者

出席者には、ASEANスマートシティ・ネットワークの関係者をはじめ、各国から選ばれた都市代表者、ASEAN事務局の職員、日本の自治体及び企業の代表者などが含まれます。このように多様な背景を持つ参加者が集まることで、多角的な視点からの議論が期待できます。

スマートシティの理念

スマートシティとは、ICT（情報通信技術）を駆使して、都市のインフラやサービスを効率的に運用し、市民の生活の質を向上させることを目指す都市の形態です。ASEAN加盟国と日本の知恵を結集し、持続可能な都市開発を進めることが、この会合の重要なテーマとなるでしょう。

特に、2018年にASEANの議長国であったシンガポールが提案したスマートシティ開発のための協力プラットフォームであるASCNを通じて、具体的なプロジェクトや施策の実施に向けた議論が行われることに期待が寄せられています。

今後の展開

会合の詳細については、今後発表される予定ですが、参加者たちは具体的な技術やプロジェクトの共有、連携強化の可能性などについて活発に意見を交換するとしており、その成果が期待されています。スマートシティの展望を共有し、未来の都市像を探るこの機会は、ASEANと日本の連携を強化する重要なステップとなることでしょう。

国土交通省は、この会合を通じて日本国内外の関係者との協力関係を一層深め、持続可能な都市の実現に向けた一助とすることを目指しています。今後もますます注目が集まるこの市場で、日本が中心的な役割を果たすことが期待されているのです。