65%の企業が感じる人材育成施策の効果不足
株式会社LDcubeが公開した2024年度のアンケート結果は、人材育成施策に関する企業の実情を鮮明に映し出しています。この調査では、65%もの組織が現在の人材育成施策について効果を感じていないことが明らかになりました。さらに、78%の組織がデジタルトランスフォーメーション(DX)が進んでいないと回答しており、業界全体での課題が浮き彫りになっています。
コロナ禍の影響と人材育成の変化
新型コロナウイルスのパンデミックは、多くの企業に人材育成の方法を見直させるきっかけとなりました。COVID-19の影響で、オンライン研修やデジタルツールの利用が急速に進む中、従来の集合研修の重要性も再確認される一方で、効果的な学習環境の構築が求められています。そのような時代の流れの中で、LDcubeでは「ポスト・コロナの人財育成施策に関するアンケート」を実施し、実態を調査しました。
調査の結果と解析
1. 効果を感じられていない
調査での質問に対し、効果を感じていると回答したのはわずか9%で、多くの企業が効果を実感していないことが示されました。具体的には、48%が「どちらとも言えない」とし、施策の効果に対する明確な手応えがないことを示唆しています。
2. DXの進捗状況
また、DXの状況も厳しい結果となっており、16%の企業が「やや進んでいる」と感じている一方で、37%は「どちらとも言えない」との回答。これにより、人材育成のデジタル化がいかに進んでいないかが浮き彫りになりました。
3. 学習行動のデータ取得
ただし、学習行動のデータ取得は少しずつ進み始めており、取得できていると回答した企業は23%から31%に増加。そのため、企業の中で少しずつではあるものの、学習行動の可視化が進んでいることが示唆されています。
4. LMSの活用状況
さらに、学習管理システム(LMS)の活用状況については、企業規模によって大きな差が見られ、大手企業の61%が活用しているのに対し、中小企業はわずか13%にとどまりました。これは、学習管理システムの導入において、まだまだ中小企業には解決すべき課題が多いことを示しています。
結論とLDcubeの役割
人材育成の新しいアプローチが求められる中、株式会社LDcubeは研修の提供だけでなく、学びの効果を最大化するための伴走型パートナーとしての役割を果たすことを目指しています。私たちは、学習者主体の学びを実現するためのサポートを行い、企業が真に効果のある教育施策を遂行できるよう努めています。デジタル化が進む中でも、効果的な人材育成が企業の競争力を高めるための重要な要素であると考えています。
さらに詳しい情報
この調査の詳細や解決策については、株式会社LDcubeのウェブサイトを訪れることで確認できます。人材育成の重要性が高まる中、是非実践的な情報を手に入れて、企業の成長に役立ててください。