PR TIMESが発表！2024年上半期、企業発表で増えた＆減ったキーワードは？

2024年上半期、企業発表で増えた＆減ったキーワードは？

株式会社PR TIMESが、2024年1月1日から5月31日までの間に発表された15万6339件のプレスリリースを分析し、上半期のキーワードランキングを発表しました。

総合ランキングでは、「イベント」が1位を獲得し、2023年に引き続きその人気を博しています。コロナ禍の影響が落ち着き、リアルなイベント開催が活発化していることを反映していると言えるでしょう。

一方、注目すべきは「AI」関連キーワードの躍進です。「AI」は昨年より順位を上げ、3位から6位にまで定着。さらに、「生成AI」は5月に11位と、2023年通年ランキングに引き続き順位を伸ばしています。

一方で、EC関連キーワードは減少傾向にあります。コロナ禍でオンラインでの販売が盛んになったECですが、2024年上半期は21位と、昨年より大きく順位を下げています。

「イベント」と「AI」が台頭する背景

「イベント」が1位に輝いた背景には、コロナ禍の影響が落ち着き、リアルなイベント開催が再び活発化していることが挙げられます。企業は、顧客との接点を増やし、自社の製品やサービスを直接体験してもらう機会として、イベントを積極的に活用していると考えられます。

「AI」関連キーワードの躍進は、近年注目を集めている生成AIなどの技術革新が、企業のビジネスモデルやサービスに大きな影響を与えていることを示しています。

EC減少の要因は？

EC関連キーワードの減少は、リアルな体験を求める消費者の増加と、コロナ禍で生まれたECへの依存度が低下したことが要因と考えられます。

今後の動向

PR TIMESは、今後の企業活動においても「AI」「イベント」は重要なキーワードになると予測しています。

また、「SDGs」関連キーワードは、カーボン・クレジット市場の拡大など、今後さらに注目度が高まることが予想されます。

企業は、時代の変化を的確に捉え、変化に対応した戦略を展開していく必要がありそうです。