エコロジーオンラインが25周年を迎える
NPO法人エコロジーオンラインが2025年2月3日、設立25周年を迎えます。この記念すべき年に、同団体は「じぶん発電所」と名付けた可搬型太陽光発電システムを活用し、バングラデシュに寄付するプロジェクトを開始します。今回の取り組みは、「小さな再エネ発電の大きな可能性」というテーマの下、国内のSDGsネットワークと連携し、支援を呼びかける活動も行います。
バングラデシュの現状
昨年、ノーベル平和賞受賞者ムハンマド・ユヌス博士を首席顧問とする新政権が発足したバングラデシュでは、新たな国づくりが進められています。しかし、高度な経済成長を遂げる一方で、電力不足や環境汚染といった深刻な問題も抱えています。そのため、エコロジーオンラインは、バングラデシュの首都ダッカのスラム街でプリスクールを運営するPUJSと連携し、太陽光発電システムを導入することにしました。
プロジェクトの目的と内容
このプロジェクトの基本コンセプトは「小さな発電所がつなぐ、明るい未来」です。目指すのは、子どもたちの教育環境の改善です。具体的には、停電時の電源として、また教室の照明や換気扇の電源として機能するよう、再生可能エネルギーを利用し、より良い学びの場を提供します。
《寄贈支援の想定内容》
- - 太陽光発電システム「じぶん発電所」の贈呈(台数は寄付状況に応じて)
- - 環境に配慮した学習文房具の現地での購入
エコロジーオンラインとPUJSについて
エコロジーオンラインは2000年に設立され、環境問題解決のために様々な取り組みを行っています。特に、マダガスカルでのメタンガス活用プロジェクトや国内での生物多様性保護活動が知られています。一方、PUJSは2008年に設立されたボランティア団体で、ダッカで無料のプリスクールを運営しています。現在、160名の生徒が在籍し、「環境開発」や「人道支援」に注力しています。
サポート体制
プロジェクトには、株式会社HALAL HUBも参加しています。彼らは、バングラデシュ出身の社長が運営するカレー店の売上の一部を寄付しており、地域のプリスクールへの支援を継続しています。さらに、今後は大学との連携も検討されており、グローバルな視野での教育支援が期待されています。
まとめ
エコロジーオンラインの25周年記念プロジェクトは、バングラデシュの教育現場にナイフのような影響をもたらすことが期待されています。支援者の皆様には、深い理解と広範なサポートをお願いいたします。この取り組みが、子どもたちの未来を明るく切り開くことを心より願っています。