漁業×アシストスーツ
2025-06-10 11:04:55

高齢化社会を救う!アシストスーツの導入が漁業現場を変える

高齢化社会を救う!アシストスーツの導入が漁業現場を変える



高齢化と人手不足が深刻な日本の漁業。特に、長崎県対馬市の日昇漁業株式会社は、江戸時代から200年以上続く伝統的な漁業を行っていますが、近年、深刻な労働力不足と高齢化が影響を及ぼしています。そこで注目されたのが、株式会社イノフィスが製造・販売するアシストスーツです。

漁業現場の現状と課題



漁業は長年にわたって高齢者が中心となって支えられてきました。2022年度のデータによると、その平均年齢は56.4歳で、65歳以上の労働者は全体の約37.7%を占めています。漁業就業者数は減少傾向にあり、特に定置網漁業では、船上で多くの体力を要する作業が必要とされるため、腰痛や身体的疲労が大きな問題です。

このような背景から、日昇漁業はアシストスーツの導入を決定しました。これにより、腰への負担を35%軽減できる「マッスルスーツSoft-Power®」が現場の作業環境の改善に寄与することが期待されています。

アシストスーツの効果



日昇漁業株式会社の常務取締役、久保嘉代様は、「繁忙期に腰痛による欠勤や通院が頻発し、若手社員まで影響を受けていた」と述べています。以前は、市販のコルセットや簡易サポーターで対応していましたが、根本的な改善策が求められていたといいます。

アシストスーツを使ったトライアルでは、「作業後や翌日の体の負担がまったく違う」「疲れ方が明らかに軽減された」という声が寄せられ、導入が決定されました。特に、魚の箱詰め作業や氷の運搬等の体力を使う作業が多い中で、多くのスタッフがその恩恵を受けているようです。

マッスルスーツの特長



アシストスーツ「マッスルスーツSoft-Power®」は、業界のニーズに応えるべく開発されました。背面部には人工筋肉が取り入れられ、作業の疲労を軽減しつつ、安全で着脱が簡単です。また、サイズも幅広く対応できるため、体格に合った着用が可能です。さらに、同社が提供する「マッスルスーツ Soft-Power EASY-LIFT®」は、手頃な価格で高いアシスト力を実現し、これまで以上に多くの現場での導入が期待されています。

未来への挑戦



日昇漁業は、伝統的な漁業を維持しながら現代テクノロジーを積極的に取り入れることで、現場の作業環境の改善に努めています。この取り組みは、漁業だけでなく、他の産業においても幅広く応用される可能性があるでしょう。

イノフィスは今後も、アシストスーツの利用を広めるため、ショールームを開設し、体験者を募っています。これにより、様々な業界の導入検討者が実際の使用感を体験できるようにし、労働環境の改善を図っていきます。日本が直面する高齢化社会の中で、こうした革新的な試みが一つの解決策となることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社イノフィス
住所
東京都八王子市東町7-6 エバーズ第12八王子ビル
電話番号
0120-046-505

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