第3回都医学研都民講座を開催！光るタンパク質の未来

第3回都医学研都民講座開催決定

2025年8月1日（金曜日）、東京都医学総合研究所にて「光るタンパク質で科学を、社会を激変する！」をテーマにした都民講座を開催します。この講座では、神経疾患や精神疾患、がん、感染症などに関する最新の研究成果が紹介され、私たちの日常生活にどのように影響を与えるのかを学ぶ絶好の機会です。

講座の概要

この都民講座は、東京都医学総合研究所の取り組みを、一般市民にも分かりやすく伝えることを目的としています。これまでにも毎年度開催されており、今年は特に注目のテーマである「光るタンパク質」が取り上げられます。

今回は、大阪大学産業科学研究所の教授である永井健治（ナガイ・タケハル）先生と、東京都医学総合研究所の体内時計プロジェクトを率いる吉種光が講演を行います。彼らは、最新の科学技術が私たちの生活や社会をどのように変えていくのかを解説し、期待される未来像について語ります。

講演内容

1. 光るタンパク質の開発
永井教授は、発光生物が持つ生物発光の仕組みを応用し、自ら光る植物の開発に取り組んでいます。現在はタバコやポプラを自発光化し、その明るさを増強することで、電力を使わない新たな照明デバイスを実現しようとしています。この技術が進化することで、エネルギー効率の高い社会が実現することが期待されます。

2. 体内時計の仕組み
吉種プロジェクトリーダーは、生物が時間をどのように認識し、リズムを刻んでいるのかのメカニズムを紹介します。たとえば、心臓の拍動や季節による生物の行動変化についての説明を通じて、我々の体内に備わる時計の重要性が浮き彫りになります。これにより、健康や生活の質の向上に寄与する可能性が示唆されています。