熊本国税局酒類鑑評会で本坊酒造が優等賞を受賞

熊本国税局酒類鑑評会における本坊酒造の栄誉

2023年4月22日、熊本国税局が主催する令和7年酒類鑑評会の結果が発表されました。この大会では、九州の各県から多くの製造場が参加し、その中で出品された焼酎の品質が厳正に審査されました。特に注目すべきは、本坊酒造株式会社が「本格焼酎鹿児島県の部」で優秀な成績を収め、知覧蒸溜所が「優等賞製造場代表」に選ばれたことです。

本坊酒造は、鹿児島市に本社を構え、長年にわたり高品質の焼酎を製造してきました。今回の受賞は、鹿児島県内における焼酎製造において、その技術と品質が際立っている証明と言えるでしょう。大会には、熊本、大分、宮崎、鹿児島から合計192の製造場が参加、424品もの焼酎が出品され、その中から103品が栄誉を授かりました。特に鹿児島県からは102場から227品が出品され、中でも52品が入賞するという輝かしい成績を収めています。

本坊酒造の中でも、特に注目を集めたのが知覧蒸溜所が製造した「本格焼酎あらわざ桜島」です。この銘柄は、南薩摩の豊かな自然が育んださつま芋を使用し、周囲の風土を生かした仕込みが行われています。知覧蒸溜所の位置する薩摩半島南端は、温暖な気候と水はけの良いシラス台地という酒造りに最適な条件を備えています。特にこの地域のさつま芋は新鮮で質が高く、焼酎製造において欠かせない重要な素材です。

本坊酒造は、受賞に際し、日頃から支えていただいているお客様や原料供給者、製造に携わるすべての方々に感謝の意を表しました。今後もさらに焼酎の製造技術を向上させ、地域の文化と伝統を引き継ぎつつ、消費者にとって心豊かになるような商品を提供できるよう、一層の努力を重ねていくという決意を固めています。

熊本国税局の酒類鑑評会は、業界の発展を目的に毎年開催され、製造技術の進歩や品質向上に貢献しています。これからも私たちの知覧蒸溜所から生まれる焼酎が、全国の皆様に愛されることを願ってやみません。

このように、本坊酒造の研究開発と地元の特産品を活かした製造プロセスは、今後も新たな焼酎の魅力を生む原動力として、続いていくことでしょう。私たちも、その過程を見守り続け、さらなる成長を期待しています。