カーボンオフセット燃料の新登場
2023年、キグナス石油株式会社は、三愛オブリ株式会社を通じて三愛オブリLPG輸送株式会社で森林由来のJ-クレジットを活用したカーボンオフセット燃料の実証販売を開始しました。この取り組みは、環境保護と地域貢献の両立に向けた注目の試みとなっており、企業の社会的責任(CSR)に対する期待も高まっています。
カーボンオフセット燃料の詳細
キグナスは、2025年4月から9月にかけて、東海地方でのカーボンオフセット燃料(軽油)の供給実証を行ったのち、この新たな燃料の販売を進めていく予定です。実証に使用されるのは軽油で、森林由来のJ-クレジットが付帯されます。この取り組みは2025年12月から2026年3月の期間で行われる予定です。
それによると、三愛オブリLPG輸送が九州地方で展開するLPガスの運送事業で、使用する軽油の10%をオフセットすることで、約20トンのCO2削減が目指されています。これにより、地域のエネルギー安定供給にも寄与することが期待されています。
J-クレジットの活用と地域対策
今回のカーボンオフセットに活用されている森林由来のJ-クレジットは、長崎県の公社林での森林経営活動から得られたものです。これにより地域から得られるクレジット取引金額は、その地域に還元され、地域経済にも貢献することが期待されています。これは不単に環境への貢献だけでなく、地域活性化にもつながる重要な取り組みです。
長崎県林業公社の狩野渉参事兼総務課長は、「地域の森林整備が創出するCO2吸収の価値が持続可能なサプライチェーン実現に貢献することは大きな意義があります」とし、企業との連携を通じたカーボンニュートラル社会の実現に向けた意欲を示しています。
キグナス石油の経営理念
キグナス石油では、「エネルギーの安定供給により地域社会に貢献する」という経営理念のもと、次世代エネルギーの供給を通じた地球環境と地域社会への貢献に取り組んでいます。このような活動は、未来の持続可能な社会を形成するために重要な役割を果たすでしょう。
この新たなカーボンオフセット燃料の実証販売が、どのような影響を地域や環境に及ぼすのか、今後の展開が期待されます。様々な分野で環境保護への取り組みが進む中、キグナス石油の新サービスもまた一つのアプローチとして注目を集めています。