石川県の副業人材活用事業が5年連続受託
株式会社みらいワークス(東京都港区、岡本祥治社長)は、いしかわ就職・定住総合サポートセンター(ILAC)から2025年度の「副業・兼業人材活用支援事業」を受託したことを発表しました。これにより、石川県内企業が抱える経営課題の解決および競争力の強化に向け、新たな施策が展開されます。受託は2021年度からの5年間で連続しており、地域企業への貢献が期待されています。
背景と事業の概要
この事業は、新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業支援の一環として、石川県が2021年度に立ち上げたもので、中小企業が抱える経営課題の解決を目指しています。特に、製造業や観光業といった主要産業の復活を後押しすることが目的です。
ワークスは、約18,500名の副業・兼業プロ人材が登録するマッチングサービス「Skill Shift」との強力な連携で、企業と専門人材を結びつける取り組みを進めています。都市部で活躍する専門スキルを持つ人材と石川県内の企業が出会い、業務課題の解消や新たな事業の実行を可能にする支援を行います。
具体的な業務内容
1. 通常分
- - 副業・兼業人材を必要とする企業の掘り起こし。
- - 業務委託による経営課題の整理。
- - 人材の募集及び選定、成約支援。
- - 人材との取り組み進捗確認。
- - 補助金申請手続きのサポート。
2. 支援機関連携分
- - ILACが開催する説明会や訪問活動の協力。
- - 業務委託する経営課題の整理。
- - 人材の募集、選定、成約の支援。
セミナー情報
地元企業の経営者向けに、以下のセミナーを開催します。
- - 日時: 2025年9月19日(金)14:00~15:30(開場13:30)
- - 場所: 石川県地場産業振興センター 本館3階 第6研修室(石川県金沢市鞍月2-1)
オンライン参加も可能です。
セミナー内容
- - 第1部: 経営課題解決セミナー(14:00~15:00)
講師: 株式会社みらいワークス 地方創生部 地方副業チーム 米澤到
参加企業には、成約手数料や報酬に対し最大80%の補助が受けられる特典も用意されています。この支援により、実質的な人材契約が可能になります。
地域の魅力と企業の未来
石川県の金沢市は、歴史的な街並みや優れた自然、伝統工芸の宝庫であることから、多くの魅力を有しています。しかし、人口流出や産業の担い手不足といった課題を抱えています。また、2024年の能登半島地震による直接的な打撃もありましたが、復興を通じて新たな産業や雇用創出が期待されています。
株式会社みらいワークスについて
東京本社を置く株式会社みらいワークスは、プロフェッショナル人材やコンサルティング、実践型リスキリング、オープンイノベーション、地方創生事業など幅広く活動しています。全国に約91,000名の登録プロフェッショナルが在籍しており、そのネットワークを生かして地域企業に対する経営支援を行っています。
さらに、5年間の取り組みを通じて副業人材活用の新たな形を示し、企業の持続可能な成長に寄与していく所存です。
今回の事業受託を機に、石川県の企業が持続可能な競争力を持つことが期待されます。