TED長崎と九州計測器の新たな連携
近年、データセンターやサーバルームにおける熱管理が重要視されている中、東京エレクトロン デバイス長崎株式会社(以下、TED長崎)と九州計測器株式会社(以下、九州計測器)が連携し、革新的な空間温度分布ソリューションを発表した。この新しいシステムは、TED長崎が提供する「GoriRackサーバ」と、九州計測器の「SpaceSight」を組み合わせたもので、温度の時間変化を3D動画で容易に確認できるようになった。
機能強化の背景
現在、生成AIやハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)が普及し、データセンターの発熱量は増加の一途をたどっている。このため、単にラック単位での温度管理だけではなく、全体の熱分布を詳細に把握することが求められている。これまで「SpaceSight」を使用しての熱分布の可視化は専用ソフトウェアが必要だったが、今回の機能強化により、Webブラウザでの直接閲覧が可能となった。
主な強化ポイント
この新しいソリューションには、いくつかの主な強化ポイントがある。
Webブラウザでの3D動画確認
専用のソフトウェアがなくても、Webブラウザを使用して空間温度分布の3Dモデルを確認できるようになった。これにより、運用が一段と容易になり、どこでも手軽にアクセス可能となる。
4次元解析の実現
時間軸に沿った解析が可能になり、サーバ負荷の変動や空調機の稼働状況に伴う熱の動きを動画で直感的に確認できる。異常時の温度変化を追跡し、改善策の効果を明確に可視化することができる。
想定される活用シーン
この新たな空間温度分布ソリューションは、以下のシーンで特に活用が期待される。
1.
コンテナ型のデータセンターや
小規模サーバルームにおける熱の蓄積の早期発見。
2. 高発熱のGPUサーバや生成AI向けインフラ導入における冷却装置の有効性検証。
提供されるシステムの概要
このソリューションは次の製品群で成り立っている。
- - GoriRackサーバ:このサーバは、最大で20,000個の温度・湿度などのセンサーを統合管理し、効果的な温度監視を実現する。
- - SpaceSight:計測データに位置情報を追加し、3D空間表示と時間の同期を行い、4次元解析を可能にするソフトウェア。
今後、TED長崎はパートナー企業との協力を通じて、データセンターの運用効率の向上を目指したソリューションを引き続き提供していく予定だ。
九州計測器株式会社について
九州計測器は、「はかる」技術を中心に計測・制御・情報システムを提案するエンジニアリング企業で、自社製品として「SpaceSight」などを開発している。
東京エレクトロン デバイス長崎株式会社について
TED長崎は、スマートエネルギー関連製品やDCIM関連製品を製造・販売しており、デジタル技術を駆使した電子機器の受託開発にも対応している。これにより、迅速な開発から量産までのワンストップサービスを提供している。
お問い合わせ
本製品に関する詳細やお問い合わせは、東京エレクトロン デバイス長崎株式会社の情報機器営業部まで。番号は050-3509-5618で、Faxも用意されております。お問い合わせフォームからもアプローチ可能です。