AIエージェントに社員証を。RAYVENの新機能が切り拓く未来の業務環境
株式会社RAYVENが展開する「Tumiki MCP」は、最近新機能の提供を開始しました。この新機能では、業務内容を自然言語で記述するだけで、企業の業務専用の仮想MCPを自動的に構築できる仕組みを導入しました。この取り組みは、企業内でのAIエージェントの利用を加速させることが期待されています。
AIエージェントにも求められる“社員証”
一般的に、人間の社員が会社に入る際には「社員証」が発行され、アクセス権限が与えられます。この仕組みは、組織が信頼できる対象に業務を任せるための重要な要素です。しかし、現在多くの企業内では、AIエージェントにはそのような「社員証」が存在しません。そのため、安心して業務を任せるための環境が整っていないのです。
生成AIツールの例として、Claude CodeやChatGPTなどが挙げられますが、これらのAIが社内システムへの接続を行うときに、誰がどのAIに何を任せるべきなのかを企業が制御する仕組みは欠けています。RAYVENは、この問題を解決するために「Tumiki MCP」を開発しました。AIに「社員証」を与えることで、安全に業務を行える環境を提供することを目指しています。
MCPの普及がもたらす新たなリスク
最近では、Anthropic社によって提唱されたMCP(Model Context Protocol)が、AIエージェントと企業システムを繋ぐ標準プロトコルとなりつつあります。この流れの中で、様々なAPIゲートウェイ製品もMCPに対応し始めていますが、MCPにはセキュリティやガバナンスのリスクも抱えています。特に、MCPサーバーの脆弱性のために起きる可能性のあるTool Poisoningや意図しない機密情報の漏洩などの問題は、企業にとって大きな負担となります。
また、業務にMCPを導入した際に「業務に組み立てるのが難しい」という現場の声も聞かれます。例えば、GitHubやSalesforceのMCPを活用して、それを業務にまとめ上げるためには多くの工数がかかります。これらの複雑なプロセスを簡素化するため、Tumiki MCPはガバナンスと業務専用の仮想MCPの構築を一つの基盤で解決することを目指しています。
業務記述から仮想MCPが構築される
Tumiki MCPの特筆すべき機能は、業務内容を自然言語で記述するだけで必要なMCPツール群を自動的に選定できることです。以下の4つのステップで業務専用の仮想MCPが構築されます。
1.
業務を記述
「補助金申請を自動化したい」など、実現したい業務を自然言語で入力します。
2.
必要なツールを選定
ユーザーが保有するMCPの権限内で、自動的に関連するツールがピックアップされます。
3.
業務文脈に最適化
各ツールの説明文が、入力された業務文脈に合わせて上書き・最適化されます。これにより、AIエージェントの呼び出し精度が最大化されます。
4.
仮想MCPの稼働
最適化されたツール群は、業務専用の「仮想MCP」として即座に利用可能になります。
3つの制御レイヤーによる安全性の確保
Tumiki MCPは、以下の3つのレイヤーによって安全な運用を支えています。
- - Monitor: 全ての通信をリアルタイムで可視化し、未認証アクセスを即時ブロック。
- - Control: 役職ごとに権限を細かく設定し、必要最小限のアクセスを許可。
- - Connector: GitHubやSlackなど様々な主要ツールへの接続を一元管理し、複数のMCPサーバーを統合します。
無償PoCパートナーの募集
現在、RAYVENでは「Tumiki MCP」の業務専用機能を無償で検証できるパートナーを5社限定で募集しています。この機会に自社環境でのデモをご検討してみてはいかがでしょうか。
株式会社RAYVENは、AIガバナンス基盤を開発・提供しており、AIエージェントの安全な運用をサポートする取り組みを進めています。新たなAI時代の業務環境を見据えた革命的な機能をぜひお試しください。