AI記録システム
2026-05-12 11:28:47

訪問看護に革新をもたらすAI記録システムの実証検証開始

訪問看護に新たな風を吹き込むAI記録システム



株式会社ENBASEが開発した訪問看護・介護向けのAI記録サービス『スタンドLM』が、いいじま訪問診療クリニックと共同で2026年5月より実証検証を開始します。この新しい取り組みは、在宅医療の現場において重要な役割を果たすことが期待されています。

在宅医療の課題

在宅医療は急速に進化していますが、現場では依然として多くの課題が存在します。特に、訪問看護師から医師への報告の質が患者の安全を直接左右するため、高度な精度が求められます。しかし、限られた時間内で多くの情報を整理し、体系的に伝えることは容易ではありません。そのため、報告のばらつきが生じ、結果として患者のケアに影響を及ぼす可能性があります。また、在宅療養中の患者は、痛みや不安を抱えることが多く、これらの感情が必要な時に言語化されないことも懸念されています。このため、非言語的な情報をいかにしてキャッチし、チーム全体で共有するかが問われています。

このような背景から、訪問看護業務における業務の支援が求められています。

実証検証の内容

今回の実証検証では、以下の二つの主要テーマに取り組むことが決定されました。

テーマ1:報告精度の向上
看護師がケア中に交わす会話のデータがAIによって解析され、SBAR形式(Situation・Background・Assessment・Recommendation)での報告書が自動生成されます。これにより、医師が効率よく状況を把握できるようサポートされます。さらに、患者の状態に適したアセスメントスケール(疼痛評価やADL評価)をAIが看護師に提案することで、より効果的な報告が可能になります。

テーマ2:患者の感情の可視化
患者の感情や心理状態を解析することにより、号泣や怒りなどの表現が可視化され、これを看護師や医師、他のケアチームメンバーと共有できるレポートとしてまとめます。このシステムは、患者が自身の気持ちを表現するのが難しい場合でも、感情や心理的な変化に気づく手助けとなり、ケア方針の決定に役立つでしょう。また、深い経験を持つ看護師の気づきをレポートとして可視化することで、新人教育にも貢献することが期待されます。

今後の展望

実証検証に際して得られる看護師と医師からのフィードバックは、AIの精度向上に寄与します。こうした改善を重ねることによって、訪問看護の質が一層向上し、多職種間の連携を強化していく計画です。これにより、在宅医療の質も向上し、安全で信頼性の高い医療サービスを提供できます。

スタンドLMの機能

『スタンドLM』は訪問ごとにAIが生成するレポートを、WEBやアプリで簡単に確認・編集できるサービスです。リアルタイムに会話を解析し、SOAP(Subjective, Objective, Assessment, Plan)形式をはじめとする様々な運用フォーマットに対応が可能です。これにより、高品質な訪問看護記録が実現します。また、過去の訪問履歴と統合的にデータ解析することにより、現場のニーズに応じた記録を提供します。

サービスサイト:https://standlm.com/

いいじま訪問診療クリニックについて

いいじま訪問診療クリニックは東京都世田谷区に位置し、地域に密着した訪問診療を専門としています。質の高い医療を患者に届けるための取り組みを継続しています。

所在地: 東京都世田谷区玉川3-25-12
ウェブサイト: https://setagayaku-futakotamagawa-homonshinryoclinic.com/

この革新的な取り組みが、訪問看護の現場にどのような影響を与え、患者のケアの質が向上するのか、今後が非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社ENBASE
住所
東京都中央区日本橋茅場町1-8-1茅場町一丁目平和ビル
電話番号

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