水口酒造の新たな金字塔、最高賞受賞の「NIKITATSU 仁喜多津」
愛媛県松山市に本拠を置く水口酒造株式会社が、2026年3月19日に開催された「愛媛県新酒鑑評会」において、最高栄誉とも言える「愛媛県知事賞」を受賞しました。この栄誉は、同社の新ブランド「NIKITATSU 仁喜多津 純米大吟醸酒」に与えられたものであり、愛媛県内の蔵元から選ばれた最高の逸品として大きな注目を集めています。
新酒鑑評会とは?
愛媛県新酒鑑評会は、県内の多くの酒造業者が競い合う重要なイベントであり、清酒の製造技術向上の一環として毎年開催されます。2026年の鑑評会では、松山市にて48銘柄が出展され、審査員による厳正な評価が行われました。審査結果は、香りや味わいを5段階で評価し、各蔵元の製品の品質を誇示する機会となります。
受賞酒の背景と魅力
受賞した「NIKITATSU 仁喜多津」は、1895年から続く水口酒造のフラッグシップ商品として新たに誕生しました。このブランド名は、万葉集にも名を刻む松山の地名「仁喜多津」に由来し、地域への深い愛情と誇りが込められています。
純米大吟醸酒は、特に素材選びにこだわり、高精白で磨き上げた愛媛県産の酒造好適米を用い、低温でじっくりと醸造されています。その結果、グラスに注ぐと華やかな香りと共に、深い米の旨みが穏やかに広がります。乾杯の一杯目にふさわしいその芳醇な味わいは、多くの人々に感動を与えるでしょう。
しずく媛部門での輝き
さらに、水口酒造は「しずく媛の部」においても「仁喜多津 純米吟醸酒 さくらひめ酵母」が第2位を受賞しました。この商品は、愛媛県産のしずく媛の米を使用し、地域の花「さくらひめ」の酵母を使用して醸造されており、華やかでフルーティな香りを持つ一献です。クリームシチューやうなぎの蒲焼きとの相性も抜群で、食卓を彩る逸品となっています。
水口酒造の伝統と未来
水口酒造は、道後温泉の地域で長い歴史を持つ造り酒屋であり、これまで多くの受賞歴を誇ります。「守るな、破れ」という理念のもと、伝統を守りつつも新しい挑戦を続けています。そして、地元愛を大切にしながら、地域に根ざした独自の酒造りに取り組み続けています。近年では、「地産地消の酒造りプロジェクト」を立ち上げ、地域の魅力を発信しています。
まとめ
「NIKITATSU 仁喜多津 純米大吟醸酒」は、地域の歴史と文化を大切にしつつ、現代の酒造りに活かされた職人たちの技が詰まった一杯です。この受賞を皮切りに、さらなる進化を遂げていくことでしょう。水口酒造の今後の活動にもぜひ注目していきたいところです。