全国47都道府県に拡大！透水性舗装「Dotcon」の新たな展望

透水性舗装「Dotcon」の全国展開

PUMP MAN株式会社（本社：東京都あきる野市、代表取締役：小澤辰矢）が開発した透水性舗装「Dotcon」が、ついに日本の47都道府県で施工可能となった。この発表は、持続可能なまちづくりの推進に向けて大きな一歩を踏み出したことを示している。

「Dotcon」の特長とは

「Dotcon」は、雨水を地中に還し、水たまりや冠水といった水害の軽減に寄与する透水性舗装材だ。特に、ヒートアイランド現象に対する対策にも非常に効果的で、多くの地域における導入が期待されている。この透水構造により、都市の水循環が整い、環境負荷を軽減することが可能となる。

施工パートナーの拡大

これまで「Dotcon」は日本全国への展開を目指し、施工パートナーを募ってきた。その中で、香川県と北海道という最後の2県で新たな施工パートナーが誕生したことで、全国ネットワークが完成した。これにより、道路や駐車場、歩道、公園、公共施設など、さまざまな場所に施工することが可能になる。

簡単に施工できる仕組み

「Dotcon」は、一般的な土間コンクリートと同じ材料と施工手順で扱うことができるため、特別な技術を必要としない。これにより、通常の左官や外構業者なら誰でも簡単に導入できるという利点がある。これまで「透水性舗装は難しい」とのイメージがあったが、簡単でスピーディー、かつ環境に配慮した新しい選択肢として注目を集めている。

施工パートナー制度の充実

Dotconは、地域密着型のパートナー施工店制度を導入しており、施工パートナーとして登録すると、各地域における導入支援や販促サポートを受けることができる。この制度により、地域の施工業者が新たなビジネスチャンスを得られるだけでなく、地域の特性に合った施工が可能となる。

社会的意義と今後の展望

近年、ゲリラ豪雨や都市型洪水の多発により、排水や舗装に関するインフラの充実が急務となっている。Dotconは、環境負荷を軽減するだけでなく、水害の発生を防ぎ、ヒートアイランド現象の抑制にも積極的に貢献している。今後を見据えると、大型プロジェクトや公共案件への対応力も向上しており、新しいバージョンであるDotcon+の販売も予定している。