近年、スマートフォンを使ったゲームアプリは広く普及し、その中には課金をするユーザーも数多く存在します。特に、株式会社ドリーム・トレイン・インターネットが運営する「エンタミート」が実施したアンケート結果はその現状を如実に表しています。この調査は、全国の10代から50代の男女500人を対象に行われ、その結果、ゲームアプリへの課金に関する多様な情報が集まりました。
調査概要
調査は2024年8月15日から18日の間にネットを通じて実施され、事前にゲームをすることに肯定的な意見を持つ男女を選定して行われました。質問内容は「ゲームアプリ内で月額いくら課金していますか?」というもので、その回答によりユーザーの課金傾向が明らかになりました。
結果の概要
調査の結果、最も多くの回答が「0円」となったのは驚くべきことではありませんが、実際には64.8%の人が課金していないことがわかります。次に多かった回答が「1,001円〜3,000円」で、11.0%、そして「501〜1,000円」が8.0%となっています。このデータから、約35%の人々が何らかの形でゲームアプリに課金していることが読み取れます。
性別による違い
男女での差異を見てみると、男性の55.2%が「0円」と回答したのに対し、女性は74.4%という結果でした。これは、男性が約20%高い割合で課金を行っていることを示しています。また、別の調査で、男性はアクションRPGやシューティングといったジャンルを好む一方で、女性はパズルゲームを好む傾向があることも浮き彫りになっています。パズルゲームは一般的にライト層向けが多い為、課金する必要性が薄く、結果的に女性の課金意識が低くなっている可能性が高いです。
年代別の傾向
年代別に見ると、40代・50代の課金者は74.0%が課金していないということがわかりました。このデータから、ゲームへの課金文化が若者に比べて広まっていないことが伺えます。一方、学生が多いと考えられる10代においては「3,001円〜5,000円」と回答した割合が8.0%で全年代の中で最も高く、これにはお小遣いやアルバイトの影響が伺えます。
未婚・既婚による違い
未婚者と既婚者の課金状況を比較しても、未婚者が8%ほど多い結果となりました。これは、結婚に伴い生活費や子どもにかかる費用などの支出が増えるため、娯楽に費やすお金が減ることに起因していると推測されます。【323更新】
課金のポジティブ・ネガティブ
現在のゲームアプリは、基本プレイが無料で課金要素が盛り込まれたモデルが主流です。これにより、プレイヤー間での課金の影響が顕著に現れることがあります。たとえば、課金によってゲーム内の進行が楽になったり、他のプレイヤーに比べて優位に立てたりすることが一般的です。これが可能性の一つとして「Pay to Win」と呼ばれる現象を招き、社会的な問題が提起されています。
結論
ゲームアプリは現代の娯楽の一環として多くの人々に親しまれていますが、課金に関しては慎重な判断が必要です。無理のない範囲で楽しむことが大切です。これからもユーザーの嗜好の変化に注目し、適切な課金体験を提供していくことが期待されます。
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この調査結果が、今後のゲーム文化を考える一助となれば幸いです。