高田茜が魅せるロイヤル・バレエ『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』の魅力

高田茜が語る『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』の魅力

9月19日（金）から公開されるロイヤル・バレエの新作『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』は、名振付家クリストファー・ウィールドンによる４作品で構成されており、観客を魅了する高度なパフォーマンスが展開されます。特に主役の高田茜さんは、自身の10年目を迎えるにあたって、心境や作品への思いを熱く語っています。

作品の特色

『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』は、ウィールドンが手掛けた美しい振付作品です。この作品では、彼の代表作である『不思議の国のアリス』や『パリのアメリカ人』など、ミュージカルとバレエの境界を超えた作品が楽しめます。特に『フールズ・パラダイス』は、高田とウィリアム・ブレイスウェルをはじめとするダンサーたちが神々しい動きを繰り広げ、観客の心を打つことでしょう。

高田さんは「音楽が素晴らしく、物語がないだけに身体のラインや音楽との調和を意識して踊る楽しさがあります」と述べ、その難しさと楽しさを語りました。特にアクロバティックなリフトの練習では、初めは落下もあったそうですが、仲間とのコミュニケーションを重視し、徐々に技術を磨いていく姿勢を示しています。

高田茜の心境の変化

また、2015年にプリンシパルに昇進した高田さんは、その後の自身の心境の変化についても話しています。「自分がプリンシパルであることに対する葛藤がありましたが、今は自分を受け入れることができ、楽しんで踊れるようになりました」と語り、以前のプレッシャーから解放された気持ちを明かしました。

彼女の成長とともに、舞台上での表情もより自由に豊かになったはずです。そして「この作品はウィールドンのエンターテインメント性と内面性が両方見えるので、多くの方に楽しんでいただきたい」と、観客に向けてのメッセージを力強く伝えています。

壮大なイベントの背後に

ロイヤル・バレエの『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』は、現代のアートシーンでも高い評価を得ている作品です。観客は、バレエ団のスターダンサーたちの生きるアートに触れ、彼らの創造的なエネルギーを受け取ることができます。新作に込められた思いを感じつつ、彼らのパフォーマンスを目にすることで、感動的な時間を過ごせることでしょう。

映画館でバレエを観るという新しい体験を、この機会にぜひ味わってください。『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』は9月19日から9月25日まで、TOHOシネマズ日本橋で1週間限定公開されます。この期間を逃さず、素晴らしいアートを楽しんでください。