三菱食品が健康経営優良法人ホワイト500に連続認定
三菱食品株式会社(東京都文京区)は、経済産業省および日本健康会議から「健康経営優良法人(大規模法人部門)」の上位500法人として「健康経営優良法人 ホワイト500」に2年連続で認定されました。この認定は、同社が6年間にわたり健康経営に取り組み続けてきた成果の証でもあります。これは、社員の健康を重視し、働きやすい職場環境を目指している証拠となります。
この度の認定において、同社は「食のビジネスを通じて持続可能な社会の実現に貢献する」というパーパスを掲げ、その実現のために引き続き役職員の健康を大切にしていく方針を示しました。
健康経営への真摯な取り組み
三菱食品は、健康経営宣言として「明るく・楽しく・元気よく、そして前向きに」を掲げています。この宣言は、ポジティブな感情(心理的資本)が人材育成にもつながり、エンゲージメントの向上を期待するものです。このようなポジティブな感情を育むためには、自己肯定感と自己効力感を高めることが重要だとしています。自己肯定感は自らの存在を認めることから生まれ、自己効力感は自らの未来を描く力として重要視されています。この2つが高ければ、自然に自身の健康を意識するようになると考えられています。
三菱食品は健康を以下の5つの要素に分類し、それぞれを重視した取り組みを行っています:肉体的健康、精神的健康、社会的健康、主体的行動、ワークとライフのコントロール。これらは、健康診断の結果だけでなく、人間関係の構築や自主的学び、ライフイベントへの対応、仕事と私生活の調和など、幅広い視点から健康経営の観点を取り入れています。
独自のアプローチ
同社の健康経営の特徴として注目すべきは、以下の4つのアプローチです:
- - 認知・感情・言動サイクル:社会的健康を高める秘訣とされています。
- - 社員が社員を応援する仕組み:タレントを活用し、相互のサポートを実現。
- - コーチングスタイルの“指導しない”保健指導:自己肯定感を保つために配慮されています。
- - ジェネレーショナル・ヘルス・サポート:ライフを能動的にコントロールする手法です。
さらに、三菱食品はこれらの取り組みを地域社会にも拡大させ、共創を目指しています。たとえば、健康をテーマにしたオリジナルブランド「からだシフト」を開発し、地域の健康促進に寄与しています。
健康経営優良法人について
「健康経営優良法人認定制度」は、企業が経営的視点で従業員の健康管理を重視し、地域の健康課題に即した内容をもとに、特に優れた健康経営を実践する法人を評価する仕組みです。これを通じて、健康経営の重要性が広まり、労働環境が改善されています。日本健康会議の活動もこの背景にあり、国民一人ひとりの健康寿命を延ばすことを目指しています。
三菱食品の商品やサービスは、今後も社員の健康と持続可能な社会の実現に向けて大きな役割を果たすことが期待されています。