グローバル企業の人材マネジメントの新たな視点
2024年9月、東京都中央区の「人事図書館」で、グローバルマネジメントに関する特別イベントが開催されました。タイトルは「グローバル企業のための新日本型人材マネジメントのすすめ」。このイベントは株式会社Trustyyleの主催によるもので、グローバル企業に向けた人材マネジメントの新しい提案を目的としていました。
金融も視野に!氏の豪華な登壇者たち
イベントでは、アジア各国での豊富な駐在経験を持つ株式会社ミスミグループ本社の加藤司氏が登壇し、海外法人と本社のギャップを越えるための実際の取り組みについて語りました。加藤氏は、自身の経験を引き合いに出しながら、現地の文化にどのように適応し、組織全体を成長させるかのノウハウをシェアしました。彼のリアルな実例は、参加者にとって大変価値のあるものであり、具体性の高いお話は多くの感銘を与えました。
一方で、新著の著者である南知宏氏も登場し、日本企業が持つ人材マネジメントの強みをどのようにグローバルに活かすか、というテーマについて語りました。専門的な観点からの話は、参加者に新たな発見をもたらし、このイベントの価値を一層高めるものでした。
多角的な視点で進められたイベント
イベントでは、単なる理論に終わることなく、インドやタイでの実務体験を交えながら、参加者が普段あまり触れることのない視点を提供しました。日本型マネジメントの特徴を生かしつつ、現地の文化や状況に対応した運用の重要性、それこそがグローバル成功の鍵だと説かれました。
参加者からは「現在の日本の強みや歴史を再考させられる機会になった」との声があり、イベント終了後のアンケートでも好意的なフィードバックが寄せられています。「具体的なリアルな事例が印象に残った」「日本型と海外型のアプローチをどう併用するか考えさせられた」という反響もあり、今後の組織運営に対する考え方への意識を高めるきっかけとなったようです。
イベントを振り返る
このイベントは、現地スタッフや海外駐在に関わるリーダーたちにとっても、非常に有意義な内容となりました。また、参加者同士の意見交換やネットワーキングが促進される場ともなり、今後のグローバル企業における人材マネジメントの運営に向けた大きな一歩となることでしょう。日本企業が持つ人材マネジメントの強みを再評価しながら、海外との連携強化がどのように進むのか、注目が集まります。
イベント情報の詳細
人事図書館は2024年4月に東京都中央区でオープンしたコワーキングスペースで、2000冊以上の専門書が揃う場所です。人事関連職のコミュニティとして、多様な知見をもった仲間たちと共に成長することができる場を提供しています。
このようなイベントを通して、今後のグローバル社会で求められるスキル・知識を学び、共有することは、私たち一人ひとりが持つ力を最大化する手段になります。新たな視座を持つことで、これからのビジネスシーンがどのように変わっていくのか、期待が高まります。