高校生提案の服の未来
2025-10-15 08:20:00

高校生が提案する服の未来を体感する服の交換会が神戸で開催

イベント概要


この秋、神戸のマリンピアにて注目のサステナブルイベント「服の交換会」が開催されます。主催は、レディースアパレルブランドを展開する株式会社ワンピース。高校生が主体となって運営を行い、独自の環境負荷評価ツールを使用して、参加者が持参した衣類を楽しみながら交換できます。

高校生が企画する新たな体験


「服の交換会」は、よく使わなくなった衣類を持ち寄り、参加者同士で交換する参加型のイベントです。この取り組みは、2021年にスタートし、これまでに4万8,000人以上が参加。その人気の理由は、ファッションを楽しみながら環境保護に寄与できるところにあります。今回、特に注目されるのが、神戸市と明石市の高校生たちが自発的に運営スタッフとして参加し、新たな企画を考案する点です。

フランス発「Ecobalyse」を活用


今回のイベントでは、フランスの環境評価ツール「Ecobalyse」を用いて、衣類の環境負荷を示すラベルが作成されます。このラベルにより、来場者は選ぼうとしている服がどの程度の環境影響を持つかを一目で理解できます。運営側は、受け取った服の製造過程から環境への影響を算出、参加者がより意識的に服を選ぶことができる仕組みを提供します。

生徒の思いを知る


この企画を考案した高校生のSさんは、「ファッションが環境に与える影響を知ることは、選ぶ基準を広げる一歩になると思いました」と語ります。より良い服選びの参考になることを願い、その思いを形にした「環境負荷表示ラベル」の導入が実現しました。いままで着ていたけれども、環境に対してどんな影響があるのかを意識することで、服選びの基準が変わることを期待しています。

服の交換会の詳細


この「服の交換会」は、2025年11月1日(土)と2日(日)に神戸市のマリンピア神戸敷地内で開催されます。時間は両日ともに午前10時から午後5時まで(最終日の2日は午後4時まで)。参加には不要になった衣服を1点持参し、会場内の服と交換が可能です(最大交換点数は5点)。参加費は税込み550円となっており、気軽に環境意識を高めながら、楽しむことができるイベントです。

地域との連携と持続可能性


ファッション産業は、環境に与える影響が大きいことで知られています。日本では、年間約50万トンの衣類が処分され、その93%が廃棄されています。このような状況を踏まえ、高校生たちの主体的な学びと地域の人々がSDGsを楽しみながら体験できる場として、今回のイベントは位置づけられています。ファッションは身近なテーマであり、その中から環境問題へとつながる認識を広げ、次世代とともに考え、行動する機会を提供することが重要です。

まとめ


この「服の交換会」は、単なる服の交換に留まらず、高校生が提案する新しいSDGsの形を示しています。服を通じて環境を思いやる視点を持ち、自分の好きなファッションを楽しみながら地球のためにできることを考えていく。その一歩が、未来を変える力になります。ぜひ、参加してサステナブルなライフスタイルを学びましょう。


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会社情報

会社名
株式会社ワンピース
住所
兵庫県加古川市別府町石町77
電話番号
079-436-0511

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