6月はジューンブライド
結婚式シーズン到来!多くの方がこの時期に結婚式に招待され、その際に引き出物を受け取ることがあるでしょう。最近の引き出物事情について、あるアンケート調査をもとに探っていきます。
引き出物をもらった経験
調査によると、結婚式の引き出物をもらった方は全国で96%以上という結果が出ています。特に関東地方では、なんと96.8%と高い数値です。ほとんどの方が結婚式参加者として引き出物を受け取った経験があることが伺えます。
引き出物のタイプ
いただいた回数について聞いてみると、4〜5回が最も多く、関東では約半数がこの回数に該当しました。どんな引き出物が人気かというと、グルメカタログギフトが最も多く、消え物とも言える食品系や、雑貨なども高評価です。
人気の引き出物のランキング
1.
グルメカタログギフト: 関東76.2%、全国69.7%
2.
食器類: 関東38.1%、全国49.0%
3.
雑貨類カタログギフト: 関東36.5%、全国46.1%
4.
引き菓子: 関東27.6%、全国35.0%
5.
タオル類: 関東17.1%、全国29.5%
近年、出席者に楽しんでもらえることや、保管スペースを考慮して食べ物系のギフトが増えています。食器類に関しては、新郎新婦が選んだ特別な品としての意味合いも強いです。
困った引き出物の実態
思いを込めて選ばれた引き出物でも、それが必ずしも気に入る品とは限りません。調査では、約7割の人が「いただいて困った引き出物がある」と回答しています。特に困るアイテムとして新郎新婦の名前や写真が入ったものや、好みに合わない食器が挙げられました。具体的には、次のような結果がでています。
- - 新郎新婦の写真や似顔絵アイテム:関東66.4%、全国46.6%
- - 好みではない食器や雑貨類:関東28.1%、全国39.7%
- - 変わった食品類:関東7.0%、全国8.6%
引き出物の利用状況
実際、どれだけの人が引き出物を使用しているのか、調査結果によれば全体の約11%の人だけがすべて使っていると回答しています。他の人は、大半が「使っていないものがある」と回答しており、自宅に保管している状況が続いているようです。特に、東京都23区内では95%以上の人が使っていない引き出物があるという結果にも驚きです。
引き出物の行く先
使わない引き出物に関しては、「自宅のどこかに置いてある」人が約7割を占め、保管のスペースが問題になっていることがわかります。また、収納スペースに入れているという意見も多く、使用頻度が低いものが収納スペースを圧迫しているケースも多発しています。
まとめ
引き出物は、結婚式の記念品として、また新郎新婦の思いのこもった大切なものである反面、実生活では使いにくいものとなりがちです。引き出物の適切な活用のため、収納スペースの見直しや、トランクルームなどの外部保管を利用することで、悩ましい問題が解消できるかもしれません。結婚式の引き出物に対する考え方が今後どう変わるのか、注目していきたいところです。