全国各地を「西武の森」に、森林保全プロジェクトが始動

全国を対象にした森林保全プロジェクト「西武の森」

株式会社西武リアルティソリューションズ（東京都豊島区、代表取締役社長：齊藤朝秀）は、新たな森林保全プロジェクト「西武の森」を全国18地区で始動しました。このプロジェクトは、2030年までに同社が所有する約1億㎡の社有地のうち、30%に相当する約3,000万㎡を環境保全推進地区として設定し、さまざまな環境保全活動に取り組んでいくものです。

西武グループの長期戦略に基づく取り組み

西武グループは、2024年5月に発表した「西武グループ長期戦略 2035」の中で、経済性・成長性と社会性の両立を重視し、社会課題解決に向けた6つのマテリアリティ（重要テーマ）を設定しています。その中でも特に「脱炭素・資源有効活用」が重要視されており、「西武の森」プロジェクトもこの一環として生物多様性の保全や自然資本の維持に向けた活動を進めます。

全国各地での連携と具体的な取り組み

本プロジェクトでは、全国の大規模森林がある地域を中心に、遊休地や事業地を問わず、地域の皆さまや自治体、企業、そして学校と協力しながら環境保全活動を進めます。特に、下記のような具体的な取り組みを実施する予定です：

- 過去に閉鎖した事業所でのネイチャーポジティブ活動
- 生物多様性の保護活動
- 森林整備によるCO2削減
- 地元のエコツーリズムやボランティア活動への参加
- 環境認証の取得を目指す取り組み

環境保全推進地区の詳細

「西武の森」として選定された18地区には、以下のような地域が含まれています：

- 北海道標津、鶴居、深川、真駒内、森町
- 宮城県栗駒高原
- 新潟県小千谷
- 群馬県長野原
- 埼玉県飯能、芦ヶ久保
- 神奈川県葉山、箱根、湯河原
- 滋賀県愛荘、永源寺、マキノ白谷
- 九州南郷、鹿屋

合計面積は約3,452万㎡となっており、このプロジェクトが環境保全の重要なステップとなることが期待されています。さらに、10月31日には新たに北海道標津町と協定書を締結したことも発表されています。

「西武の森」特設WEBサイトの開設

また、プロジェクトの一環として、新たに「西武の森」特設WEBサイト（https://seibunomori.jp）も開設され、全国18地区の魅力や環境保全活動の進捗をドローン動画等を通じて紹介していきます。このサイトを通じて、一般の皆さんにも情報が発信される予定です。

環境保全は今や企業が果たすべき重要な役割の一つであり、地域社会全体が参加することが求められています。西武グループの取り組みを通じて、持続可能な未来へ向けた大きな一歩が踏み出されることでしょう。