データを駆使した人事部門の未来を探求する「介入の科学コンソーシアム」が開幕
5月28日(水)、大阪で「介入の科学コンソーシアム」が始まりました。この取り組みは、データ分析技術を活用して人事部門を変革することを目指しています。最近では、人と組織のマネジメントが企業の競争力に直結するため、人的資本経営の重要性がますます高まっています。しかし、現実には多くの企業で人事施策が経営効果につながっていないとの指摘もあります。ここで、このコンソーシアムが注目される理由をご紹介します。
人事施策の見直しとデータ活用
近年、多くの企業が人事施策を精査し、データを活用することで、その効果を測る必要性を感じています。しかし、実際には「表面的で信頼できない」との意見も多く、課題が山積しています。そこで、9社の人事担当者が集まった「介入の科学コンソーシアム」では、効果的なデータ活用方法を探求し、持続的な成長に向けたアプローチを模索しています。
参加企業の顔ぶれ
このコンソーシアムには、以下の企業が名を連ねています(50音順):
- - 株式会社アイ・オー・データ機器
- - エア・ウォーター・ガスプロダクツ株式会社
- - 関西電力株式会社
- - KMバイオロジクス株式会社
- - 全国農業協同組合連合会
- - 第一稀元素化学工業株式会社
- - テクセンドフォトマスク株式会社
- - 日本盛株式会社
- - 古野電気株式会社
科学的アプローチによる人事施策の改善
介入の科学コンソーシアムは、組織の現状をデータ解析によって可視化し、課題に対する人事施策の効果を測定することに重点を置いています。その上で、必要な改善点を踏まえた施策を新たに立案することを目指します。この繰り返しのプロセスを通じて、より科学的かつ合理的なアプローチで人事施策の質を向上させていきます。
明確な目標設定
今後、人事部門は経営にインパクトを与える施策を行うことが求められます。これまでの経験や直感に頼らず、データに裏打ちされた意思決定が重要です。また、各社が互いに知見を共有することで、全般的な知識の深化が図られ、自社の変革を促進しようという目的があります。
「TSUISEE(ツイシー)」の役割
この活動に関連して、株式会社Maxwell's HOIKOROが提供する「TSUISEE」は、人事施策の効果を測定するための重要なツールです。これは「人的資本経営を実現する唯一のサーベイ」として、高い評価を得ており、企業の変革を実現させるために利用されています。
「TSUISEE」の機能には、研修やマネジメント、エンゲージメント診断を含む8つのサーベイがあり、組織の状態を多角的に分析することができます。これにより、企業は人事施策の真の効果を把握し、継続的な改善を図ることができるのです。また、すべてのデータが精緻に設計されているため、診断の結果は信頼性が高く、運用における経営効果を実感できます。
2025年度のコンソーシアム活動について
2025年度、コンソーシアムの活動は4月から開始され、次のような主な活動が予定されています。
- - 研究会の実施
- - 参加企業における解析結果の共有
- - 専門家による解析へのフィードバック
- - 専門家によるレクチャー
- - 対外発表
これらの活動を通じて、企業の人事施策がより一層効果的に進化することが期待されています。参加企業は持続可能な成長を支える人事部門の構築に寄与することでしょう。
結論
「介入の科学コンソーシアム」は、人事施策の実効性を深く探るための新たな一歩となります。データを基にした科学的なアプローチが、企業の成長を導く重要な要素となることを期待しています。今後の活動にぜひ注目してみてください。