タニウム、新体制で強化
2017-11-08 11:01:02
タニウム日本法人代表に古市氏就任、エンドポイントセキュリティ強化へ
タニウム日本法人代表に古市力氏就任、エンドポイントセキュリティ市場の拡大を目指す
サイバーセキュリティ企業であるタニウム合同会社の日本法人代表執行役社長に、古市力が就任した。古市氏は、前職のヴイエムウェアでアジア太平洋地域のトップ企業を統括するなど、グローバルなビジネス経験を豊富に持つ。今回の就任で、タニウムは日本市場における事業拡大を加速させる戦略だ。
ヴイエムウェアでの実績と今後の展望
古市氏はヴイエムウェアで9年半にわたり、国内エンタープライズ部門の営業部長、本部長を歴任。その後、シンガポールに拠点を移し、アジア太平洋地域におけるグローバルアカウント部門の立ち上げを主導した。さらに、ブロケードコミュニケーションズやCA社でも営業、営業マネージャーとして活躍してきた経歴を持つ。
タニウムのエンドポイントプラットフォームは、数百万台のエンドポイントを数秒で可視化できる点が大きな特徴だ。WannaCry事件以降、リアルタイムでの可視化ニーズが高まっており、米国では既に多くの企業が導入を進めている。日本でも5万エンドポイントを超える導入実績がある。
古市氏は、日本市場における事業戦略として、パートナービジネスの強化、既存パートナーへのサポート強化、新規パートナーとの連携強化、そして業種別の営業活動を強化していくことを明らかにした。さらに、2018年中には国内の人員を倍増させる計画も示している。
タニウムプラットフォームの特徴と強み
タニウムプラットフォームは、2007年に設立されたタニウム社が5年の歳月をかけて開発した製品だ。2012年末に米国で販売開始、2015年10月に日本へ本格参入した。このプラットフォームは、秒単位で数十万台のエンドポイントを保護、制御、管理できる独自の価値を提供している。
金融庁が定めるG-SIBS(グローバルなシステム上重要な銀行及び国内のシステム上重要な銀行)30行のうち16行に導入されている実績を持ち、米国では企業売上高上位100社のうち半分が採用している。銀行上位10社は全て、小売業上位10社は7社がタニウムを採用しているなど、その高い信頼性が示されている。
高度なセキュリティ技術とシンプル操作性
タニウムプラットフォームは、複雑なネットワーク環境下でも、迅速かつシンプルに問題解決を支援する。集中管理サーバーや膨大なデータベースに頼らず、効率的なLP2P(linear peer-to-peer)アーキテクチャーを採用することで、大規模な環境でも瞬時に対応できる。
主な特徴として、単一のサーバーで100万台以上のエンドポイントに対応可能、複雑なスクリプトの知識が不要、あらゆる問い合わせに15秒以内で回答できる点が挙げられる。
今後の展開
タニウムは、今後も製品アップデートやサービス導入を進めることで、より高度なセキュリティ技術による安全・安心を提供し、日本市場における存在感を高めていくと見られている。古市氏を代表に迎え、さらなる成長が期待される。
会社情報
- 会社名
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タニウム合同会社
- 住所
- 東京都品川区上大崎3-5-11目黒ヴィラガーデン5階
- 電話番号
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