広島初!深川医療器が「ペラペラ太陽光」で脱炭素社会に貢献
広島県に本社を置く深川医療器株式会社と株式会社ティーエスピーは、2025年3月9日に広島県で初となる「ペラペラ太陽光」の設置を完了した。これは深川医療器が直面していた複数の課題を解決し、同時に脱炭素社会への貢献を目的としている。具体的には、年間で約3.15トンのCO₂削減が見込まれている。
深川医療器の課題とソリューション
深川医療器は、以下の4つの課題に対して「ペラペラ太陽光」の導入を決定した。それぞれの課題とその解決策は次の通りである。
1.
海の近くに位置するため、潮風による腐食のリスクがある
- 「ペラペラ太陽光」は、海から500m以内の重塩害地域に対応した耐久性を持っており、長期間の使用が可能である。製品には12年の保証がついており、発電保証も25年である。
2.
屋根の耐荷重に制約があるため、太陽光パネルの設置が難しい
- 当社の新型パネルは軽量であるため、屋根への負担を軽減でき、設置が容易である。
3.
ガラス製パネルによる反射問題
- ペラペラ太陽光はガラスを使用していないため、周囲への反射が少なく、近隣住民への影響を配慮した設計となっている。
4.
脱炭素化への対応が求められている
- 排出係数0.00037t-CO₂/kWhの試算に基づき、年間約3.15トンのCO₂削減が期待できる。
深川医療器の取り組み
深川医療器の代表取締役社長である深川竜氏は、「海の近くに位置するための腐食リスクや屋根の耐荷重の制約をペラペラ太陽光で克服しつつ、CO₂削減効果も見込めるようになった」と述べている。この取り組みを通じて、地域と環境、医療や福祉の分野への貢献を進めていく方針だ。
ティーエスピーの役割
ティーエスピーの代表取締役である多田多延子氏も、深川医療器との協業を大変嬉しく思っており、「ペラペラ太陽光がもたらす新たな可能性に期待している。特に、これまで設置が難しかった施設に対応することができる」とコメントしている。彼女は脱炭素社会の実現に向けた取り組みを引き続き強化していく意向を示している。
ペラペラ太陽光の特長
「ペラペラ太陽光」は、軽量で柔軟性が高く、設置が難しい場所にも対応可能な次世代型の太陽光パネルである。主な特長には以下がある:
- - ラインナップ:210W~520W
- - 設置可能な場所: 屋根(スレート・陸・折板屋根)、壁面、カーポート、ビニルハウス等
- - 保証内容:製品保証12年、発電保証25年、施工保証20年
今後、両社は広島県内及び全国でのペラペラ太陽光の普及を目指し、企業の脱炭素化支援を強化していく。環境技術を活用した商品・サービスを提供することで、2050年までに温暖化ガスの排出を実質ゼロを目指す国の取り組みにも寄与する。
まとめ
深川医療器とティーエスピーの連携による初の「ペラペラ太陽光」の導入は、地域への影響を抑えながらも、持続可能な未来を目指す大きな一歩である。今後の展開にも期待が寄せられる。日常的に支援が必要な方々へ向けた取り組みを進めながら、環境にも配慮した愛される企業を目指していく。
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