池袋サンシャインシティにAI警備システムが導入
池袋のシンボルともいえるサンシャインシティが、最新のAI技術を活用した警備システム『AI Security asilla』を2024年9月5日より本格運用を開始しました。これは、株式会社アジラと株式会社アール・エス・シーが業務提携し、実現した新しい警備体制です。サンシャインシティでは、観光やビジネスのために年間3000万人以上が訪れることから、安心して利用できる環境が求められています。
『asilla』の特徴と利点
『asilla』は、行動認識AIを基にしたシステムで、既存の防犯カメラ映像を解析して不審行動や異常行動を瞬時に検知します。これにより、今までの人間の警備員では難しかった、迅速な対応が可能になります。例えば、異常な動きや転倒など、危険な状況を即座に察知し、適切な対応をとることができるのです。
このシステムの導入によって、サンシャインシティはさらに安全・安心なサービスを提供することを目指しています。行動認識AIは、数百台のカメラ映像をリアルタイムで監視し、異常が検知された際には即座に通知します。これにより、小さな異変も見逃すことなく、事件や事故の未然防止に貢献するのです。
新たな機能の追加
『asilla』は今後、火事の検知や不審物の自動検知など、新たな機能の追加も予定しています。たとえば、火事を監視するためのセンサーを既存のカメラで代替することで、コスト面でも優位性があるとされています。また、不審物を検知する機能が加わることで、交通機関や公共施設での安全がさらに強化されるでしょう。
未来の警備業務
法人関係者に向けて、アジラの神田プレゼンテーションルームでは、『asilla』の最新バージョンを体験することもできます。この機会に行動認識AIの優れた技術に触れることで、実際の運用に対する理解が深まると期待されています。加えて、開発責任者や会社のトップとのインタビューも可能です。
サンシャインシティでの『asilla』の本格運用は、企業や施設が今後もAI技術を駆使して安全性を向上させる一つの大きなステップであり、全国的にも注目される試みとなっています。これからもアジラは、人々が安心して利用できる施設環境をつくるため、活動を続けていく方針です。
加えて、個人情報保護への配慮
アジラでは、個人情報の保護に関する法律を遵守しつつ、警備業務を行っていきます。『AI Security asilla』が扱う情報は特定の個人を識別することができないため、安心して利用できる仕組みが整っています。
この取り組みは、今後の警備の在り方にも影響を与え、全国にいる人々がより安全に生活できる環境の実現を目指しています。