インフォコム株式会社は、企業向けの文書管理システム「MyQuick」の新バージョンv9.1を2025年1月から提供することを発表しました。この新バージョンでは、OpenAI社のChatGPTとの連携により、業務の効率化を図る革新的な機能が追加されます。
「MyQuick」は、契約書や取引証明書などの文書を一元管理するためのシステムであり、1993年に初めて導入されて以来、900社以上の企業での利用実績があります。システムは、高速検索やアクセス管理、アラート機能を備えており、文書の管理を徹底的にサポートします。また、2016年からはクラウド版も提供され、低コストで手軽に利用できるようになりました。
今回、新しく追加されるChatGPT連携機能は、主に以下の3つのポイントに注目されています。
1. 台帳作成の自動化
新機能の最も注目すべき点は、ChatGPTを活用して文書から情報を抽出し、自動で管理台帳を作成できることです。これにより、特に多数の文書を一度に登録する際の工数を大幅に削減できます。たとえ非定形な文書であっても、その高度な解析能力を活かして、より正確な情報を取得できます。
2. 検索キーワードの補正・拡張
文書内の検索において、誤字の修正や関連語を抽出することで、検索の効率が向上します。これにより、目的の文書を見つける際の手間が軽減され、業務の迅速化が期待されます。
3. テキスト差分抽出
指定した2つの文書間の差分や、前のバージョンとの違いを自動的に抽出する新機能により、契約書の比較や確認作業がシンプルになります。時間を要していた確認作業が、効率的に行えるようになります。
今後、インフォコムはさらなる機能強化を目指し、複合機との連携やその他のテクノロジーとの統合を進める予定です。これにより、よりスムーズな文書管理を追求し、顧客のニーズに応えていきます。
こうした新機能により、「MyQuick」は企業の文書管理の新たなスタンダードとなることを目指しています。また、インフォコムグループは、医療機関や一般企業向けに情報システムを提供するITサービス事業に加え、電子コミック配信サービス「めちゃコミック」を展開しており、幅広い分野での顧客ニーズに応えています。ぜひ、今後の「MyQuick」の進化にご期待ください。