中小企業のAI活用支援に向けた新たな提言
東京青年会議所は、AI(人工知能)の活用が中小企業の経営において重要であると考え、中小企業庁に対して具体的な政策提言を行いました。この提言は、AIを単なる「知る」や「関心」にとどまらせず、実際に経営や業務に取り入れるための道筋を示すものです。特に、「課題抽出から本番実装までを支える実装伴走プロセス」という新たな支援システムを提案しています。
2026年9月9日、水曜日には中小企業庁の長官である野原諭氏と意見交換を行い、AI導入の必要性やそれに向けた取組みを詳細に説明しました。意見交換では、東京青年会議所がこれまでに構築した生成AIの実装支援のロールモデルについても触れられ、今後さらにその規模を拡大していく方向性が示されました。
中小企業の実情と提案内容
提言書によると、2026年度の2月から5月にかけて中小企業向けの生成AI実装支援事業が行われ、5月の例会には340名が参加しました。参加者を対象にしたアンケートでは、81.8%が自社での生成AI活用イメージを持った一方、実際の試行計画を作成できたのは41.5%にとどまりました。このことから、多くの企業がAIの活用を考えているものの、実際の実装へと移るハードルが高いことが浮き彫りになっています。
そこで、東京青年会議所は中小企業庁に対して、地域AXネットワークに「実装伴走プログラム」を標準モデルとして組み込むことを求めています。このプログラムは、企業がAI技術を導入し、活用するための具体的な支援を提供することを目的としています。主なポイントは、関係者間の連携を強化し、実際のケーススタディをもとにした支援が提供されることです。
将来に向けた取り組み
今後、東京青年会議所はこの取り組みで得られた知見や成果を広く発信し、生成AIの活用促進を図っていきます。中小企業の生産性の向上や競争力強化に寄与するための環境づくりに取り組む姿勢を貫くことで、地域経済の発展にもつながると考えています。
東京青年会議所は、1949年に設立されて以来、青年の力で社会をより良くすることを目指してさまざまな活動に取り組んできました。人種や性別を問わず自由な意志で参加するメンバーが集まり、公共心を育て、地域との協働を大切にしながら社会課題に積極的にアプローチしています。
このような背景を持つ東京青年会議所が、中小企業のAI活用に向けた実装支援を行うことで、さらなる社会的な影響を与えることが期待されます。
お問い合わせ
公益社団法人東京青年会議所 経済政策室 室長 大川翔
【事務局】
〒101-0054
東京都千代田区神田錦町3丁目1オームビル新館8F
TEL:03-6285-1515
FAX:03-6285-1516
HP:
東京JC公式サイト