金蛇水神社の外苑一体整備事業
金蛇水神社では、信仰の対象としてだけでなく、観光名所としても多くの参拝者が訪れています。このたび、神社の外苑整備事業が始まり、自然と調和した新たな空間が誕生します。
整備の概要
現在、神社周辺の参拝者が利用する施設は分散していて、駐車場からは市道を経由する必要があります。この状況を改善するため、駐車場から神社までの参道を新設し、参拝者休憩所も改築します。
これにより、ボタン園やツツジ山の自然を活かした空間が一体的に整備されます。具体的には、現行のボタン園を移設し、日本庭園の一部としてリニューアル。その前に広場を造成し、参拝者の憩いの場を提供することを目指します。
古き良きボタン・フジの花々
この整備事業では、神社のボタンやフジの花々が持つ意味にも着目しています。本来これらの美しい花々は、神前への献花としてだけでなく、参拝者が自然の素晴らしさを感じるきっかけともなっています。新しいボタン園がその役割をさらに強化します。
休憩所の再生
参拝者休憩所は、その老朽化を受けて建て替えが予定されています。新しい建物は、自然と共生し、聖と俗をつなぐ場所として機能することが目指されています。新しい休憩棟と牡丹棟は、参道の両脇に設置され、参拝者がくつろげる空間を提供します。
自然に触れる広場の造成
その広場では、多彩なイベントを開催することができ、またボタン園やツツジ山からの自然に触れやすい環境が整備されます。特にツツジ山は、新たに竹林を抜けるコースが整備され、長年の愛好者にも新しい楽しみ方を提案しています。
舞台の新設と駐車場の整備
広場には常設舞台も新たに設けられ、祭典時には奉納や技芸が行われる予定です。また、駐車場については、祭典時の混雑緩和を図るため、新しい駐車場の造成と既存駐車場の整備も実施されます。
今後の修繕整備事業
さらに、社殿や回廊、講堂の塗装修繕も計画されています。既存の朱色の屋根を再生させることで、改元後の新たな時代を美しい景観で迎える準備を進めています。また、鳥居の修繕作業は昨年末に完了し、その純白の美しさが復活しました。
この整備事業は、金蛇水神社を訪れるすべての人々にとって、より良い体験を提供することを目的として進められています。市民の皆様には、この情報を広めていただけますようお願い申し上げます。
詳細については、金蛇水神社の特設ページをご覧ください:
金蛇水神社特設ページ。