シオガイグループが再生可能エネルギー100%達成を前倒しで実現

東京都足立区に本拠を置くシオガイグループは、金属スクラップ加工業および産業廃棄物中間処理業を展開する企業として、今月全7拠点における使用電力を実質的に100%再生可能エネルギー、通称グリーン電力に切り替えました。この取り組みは、元々2030年までの目標でありましたが、なんと5年も前倒しでの実現となりました。

特に、2月には最初に切り替えた6拠点の96%の電力を再生可能エネルギーに移行させ、残る1拠点も最近切り替えを完了しました。このように、シオガイグループは持続可能な社会に向けて、実際の行動をもって示す企業として注目されています。

グリーン電力の仕組みとは？

シオガイグループが使用している電力は、オリックス株式会社から購入しているものです。具体的には、群馬県の吾妻木質バイオマス発電所で生成された電力の非化石証書を取得し、そのエネルギーを利用しています。さらに、吾妻木質バイオマス発電所では、シオガイグループが処理した木材を燃料として使用し、廃棄物を循環させる取り組みが行われています。これにより、廃棄物からエネルギーを生み出し、その電力を使用するという資源循環の仕組みを実現しているのです。

脱炭素社会に向けた企業の責任

シオガイグループは、国際的な取り組みであるパリ協定に基づき、温室効果ガスの排出削減に向けても尽力しています。具体的には、太陽光パネルの設置や燃料の見直しといった方法を通じて、より持続可能な企業運営を目指しています。今回の電力使用の見直しも、その一環として位置づけられています。

企業が地域社会や環境保護に対し、どのように責任を持つべきかについて考えさせられます。シオガイグループの行動は、他の企業にも新たな道を示しています。今後も継続的な努力と多角的な取り組みを通じて、環境への貢献を果たしていくとのことです。