NUNOのテキスタイル展
2025-10-07 14:41:44

NUNO須藤玲子が手がけるウィーン・スタイル展の革新テキスタイル

ウィーン・スタイル展に見るNUNOの革新テキスタイル



革新的なデザインで知られる日本のテキスタイルスタジオNUNO、代表の須藤玲子が手掛けた新しい作品が、東京・汐留のパナソニック美術館で公開されています。展覧会『ウィーン・スタイルビーダーマイヤーと世紀末生活のデザイン、ウィーン・劇場都市便り』は、19世紀に栄えたウィーンの文化を背景に、伝統と革新がどのように交わるのかをテーマにしたものです。

この展覧会のために、NUNOは独自のウィーン・スタイルを再解釈し、6点の新しいテキスタイルを制作しました。中でも注目は、『Wiener Werkstätte ロゴ柄』というデザインで、ウィーン工房のシンボルである「W」のロゴをモチーフにしたジャカード織テキスタイルです。このテキスタイルは展示台や壁に張り込まれ、参加作品の背景として展覧会全体を支えています。

限定オリジナルグッズも展開


展覧会場では、これらのテキスタイルを使用したトートバッグやプレイスマット、コースターなどの限定商品が販売されています。特に、シルクで展開されるスカーフは、贅沢な仕上がりで、訪れる来場者の目を引いています。このように、NUNOはウィーン・スタイルの伝統を現代に反映させる試みを行っています。

戦略的アプローチと伝統の融合


本展のテーマは、ウィーンのビーダーマイヤーと世紀末の美学、そして日本におけるテキスタイルの革新性を融合させることです。新見隆氏というゲストキュレーターが監修を務め、ウィーンの文化を伝える一環として、NUNOが持つ技術と美的感覚が活用されています。

ウィーン工房に影響を受けたデザインは、NUNOのメンバーによって進化し、独自のジャカード織りとして展開されています。特筆すべきは、テキスタイルの製造過程において、作品保護の観点から天然素材のみを使用するなど、配慮がされています。埼玉県の技術力高い工場・マルナカがその織製を担当し、全長250メートルにも及ぶテキスタイルが誕生しました。

展覧会の内容と体験


東京でのこの展示会では、約270点の作品が披露され、19世紀のビーダーマイヤー時代と世紀末のウィーンの生活文化が紹介されます。工芸品やジュエリー、家具など多岐にわたる作品が並び、来場者は優れた実用性と快適さ、自然への愛情が結びついた美学を体感できます。

詳細な情報は以下の通りです。
  • - 会場: パナソニック汐留美術館(東京都港区)
  • - 会期: 2025年10月4日(土)から12月17日(水)まで
  • - 開館時間: 午前10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)
  • - 入館料: 一般1,500円、65歳以上1,400円、大学生・高校生1,000円

NUNOのテキスタイルとウィーンの文化がどのように結びついているのか、その魅力をぜひ体験してください。展覧会を通じて新たなデザインの可能性を感じ、伝統と革新の共存を知る素晴らしい機会です。NUNOの独自の視点によるウィーン・スタイルの魅力を、どうぞお楽しみください。


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会社情報

会社名
株式会社 布
住所
東京都港区六本木5-17-1AXISビル B1F
電話番号
03-3582-7997

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