新たな環境保護の取り組み
2024年10月1日、コントレ専門店「アイシティ」を運営するHOYA株式会社のアイケアカンパニーは、東京都あきる野市との間で「使い捨てコンタクトレンズ空ケースの回収に関する協定」を締結しました。この協定は、あきる野市が策定した未来像「豊かな自然と人々の絆に包まれた安全・安心なまちあきる野」と一体となり、循環型社会の実現を目的としています。
この協定に基づき、あきる野市は市民に向けてのプラスチックごみ削減の意識啓発を行い、空ケースの回収活動を推進することになります。回収された空ケースはHOYAが管理し、リサイクルに繋げます。
アイシティ ecoプロジェクトの概要
「アイシティ ecoプロジェクト」は、使い捨てコンタクトレンズの空ケースを対象にしたリサイクル活動です。これにより、環境保全を目指しつつ、障がい者の自立・就労支援や、日本アイバンク協会への寄付も行っています。このプロジェクトは2010年にスタートし、今では全国で約6,980箇所に専用ボックスが設置され、回収活動が活発に行われています。
今年で14年目を迎える「アイシティ ecoプロジェクト」では、環境貢献を意識した取り組みが広がっており、現在の参加団体数も著しく増加しています。2024年8月時点で、学校は3,039校、企業は1,158社、自治体は351拠点に達しました。この活動によって、これまでに約684.79トンの空ケースを回収し、およそ15,316,655円の寄付金も実現しています。これは、視力回復を望む方々に大変貴重な支援となります。
さらなる広がりを期待
しかしながら、日本全体では年間約3,600トンのコンタクトレンズ空ケースが未処理ごみとして残っているのが現実です。このため、将来的な取り組みとして、さらなる意識の向上と共に、より多くのご協力を求めていきたいと考えています。回収活動に参加してくださる団体も随時募集しています。
HOYA株式会社について
HOYA株式会社は、国内外で高いシェアを誇る企業で、アイケアカンパニーはその中核事業を担っています。この企業は、リサイクル活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献しています。2024年10月1日現在、アイシティの店舗数は368店舗に上ります。
この協定によりあきる野市とアイシティが連携し、持続可能な社会の一翼を担うことが期待されます。今後も「アイシティ ecoプロジェクト」を通じて広がる環境保護の輪に注目していきましょう。