世界的評価を誇る「Joseph Phelps Vineyards」
カリフォルニアのナパ・バレーに位置する「ジョセフ・フェルプス・ヴィンヤーズ」は、ワイン愛好家にとって特別な存在です。1973年に建設業者でありながらワイン醸造家になったジョセフ・フェルプスが設立し、以来その卓越した品質のワインは世界中で評価されています。特に、2015年に続く「インシグニア 2021」は、同ワイナリーが自らの名を冠する特別なボトルとして、カリフォルニアの豊かな風土を感じさせる味わいで話題を集めています。
インシグニア 2021の特徴とは?
「インシグニア 2021」は、特別な年份を代表するワインで、厳選されたブドウを使用しています。この年は特に気候が穏やかで、果実が樹に実っている時間(ハングタイム)が長く取れました。その結果として、高品質で濃厚なフレーバーが生まれました。
このヴィンテージは、ダークチェリーやブラックベリー、さらにハイビスカスの華やかなアロマが特徴で、香りから果実の豊かさが伝わります。口に含むと、ダークフルーツやブラックチェリーパイの風味が口いっぱいに広がり、シナモンやナツメグ、クローブなどのベーキングスパイスが心地よく調和します。
テイスティングノートとおすすめポイント
- - 香り: 2021年の「インシグニア」は、ダークチェリーやハイビスカス、魅力的なブラックベリーの香りがします。新鮮な土の香りやバニラのアクセントが生き生きとしています。
- - 味わい: 口に含むと、ダークフルーツやブラックチェリーパイのリッチな風味が広がり、樹皮やスパイスが温かみを添えています。しっかりしたタンニンと明るい酸味が絶妙なバランスを保ち、今後長い間楽しめる味わいです。
「インシグニア 2021」は、カベルネ・ソーヴィニヨンを主に、そのほかヴェルド、カベルネ・フラン、マルベック の各品種がブレンドされていて、各地区からの高品質なブドウにより構成されています。このヴィンテージは、自社畑からの収穫を元に生み出されたものです。特に、スタッグス・リープ地区のブドウは、そのブランドの名声を背負っています。
自社農園と持続可能な農法
ジョセフ・フェルプス・ヴィンヤーズでは、全7つの自社畑から果実を使用し、環境に配慮した持続可能な農法を重視しています。創設者であるジョセフ・フェルプスの理念が色濃く反映されており、地元の環境を守ることに配慮したブドウ栽培を行っています。
特に、サスコル・ヴィンヤードからの濃厚なブドウは、黒系果実と共に乾燥した花やタバコの風味が特徴です。これらの果実たちが一つになり、インシグニア特有の深みをもたらしています。
まとめ
「インシグニア 2021」は、カリフォルニアのナパ・バレー独特のテロワールが反映された上質なワインです。53000円(税抜)という希少性の高いこのボトルは、特別な瞬間を演出するための一杯として、ぜひ皆さんにも試していただきたい一品です。各地域の個性を反映したその深い味わいは、ワイン愛好家のみならず、多くの人々に感動を与えることでしょう。
今後、長く熟成させることでさらに深みを増す「インシグニア 2021」を是非、酒場や特別なイベントでお楽しみください。